AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第15問 Well-Architected Framework を構成する設計の柱
AWSクラウド上でシステムを設計・運用する際のベスト・プラクティスを体系化したガイドラインである Well-Architected Framework を構成する設計の柱(設計原則)に含まれないものをすべて選択してください。
(問題ID:CLF302S015)
解答
正しい解答:C. E.
- C. Availability(可用性)
- E. Elasticity(弾力性)
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徹底解説
Well-Architected Framework を構成する設計の柱(設計原則)に含まれないものは、「Availability(可用性)」 と 「Elasticity(弾力性)」 です。AWS Well-Architected Framework は、クラウド・アーキテクチャに関する主要な概念、設計原則やベスト・プラクティスを提供するリソースです。具体的には、下図に示すように、①Reliability(信頼性)、②Performance Efficiency(パフォーマンス効率性)、③Security(安全性)、④Cost Optimization (コスト最適化)、 ⑤Operational Excellence (運用上の優秀性)、⑥Sustainabillity(持続可能性)の 6つの設計原則(柱)で構成されます。Availability(可用性)は、システムやサービスが利用者の要求に対して正常に応答できる状態で稼働している時間の割合を示す指標で、Well-Architected Framework では、信頼性の中に含まれます。可用性を高めるアーキテクチャを整えることが信頼性の強化に直結するという関係です。また、Elasticity(弾力性)は、Well-Architected Framework の設計原則ではなく、オンデマンドにシステムのリソース提供量を増減できる能力を示す特性を表すのもので、クラウド・サービスの特徴のひとつです。なお、本問題の選択肢には含まれていませんが、Sustainability(持続可能性)は、AWS re:Invent 2021 で初の変更点として追加されたもので、持続可能性が高いアプリケーション運用を実施することです。

ココがポイント
Well-Architected Framework の 6つの設計原則は 「試験ガイド」 にも記載されているものです。すべての意味も解答できるくらい確実に押さえておきましょう。なお、求められている解答が、設計原則に含まれないものであることに注意しましょう。
問題掲載日:2024-02-18
Information
What's New
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Reference Books
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