AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第12問 AWSクラウドにおけるBYOSの活用
AWSクラウドで利用可能なBYOSに関して、正しく記載されているものをすべて選択してください。
(問題ID:CLF302S012)
解答
正しい解答:C. E.
- C. サブスクリプションの持ち込みによる利用形態である。
- E. BYOS機能により、データ・サブスクリプションを移行できる。
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徹底解説
AWSクラウドで利用可能なBYOSに関して正しく記載されているのは、「サブスクリプションの持ち込みによる利用形態である」 ことと 「BYOS機能により、データ・サブスクリプションを移行できる」 ことです。BYOS は Bring Your Own Subscription の略で、オンプレミス環境などで利用者が使用しているサブスクリプションをAWSクラウド環境などに持ち込んで適用する方式の利用形態です。ソフトウェア・ライセンスの持ち込み方式である BYOL(Bring Your Own License)のサブスクリプション版と考えるとよいでしょう。AWSサービスは、クラウド・コンピューティングの利用料金に、ライセンス費用も含めた従量課金モデルを採用していますが、BYOS により自身が所持しているオペレーティング・システムやアプリケーション・ソフトウェアのサブスクリプションを持ち込むことも可能です。このソフトウェアBYOSのイメージを下図に示します。また、AWS Data Exchange のBYOS機能を使用すると、データ・サブスクリプションを容易にAWS環境に移行することができます。これは、上記のソフトウェア・サブスクリプションの持ち込みとは異なる機能です。AWS Data Exchange は、AWS クラウド上でサードパーティーのデータを簡単に発見して、サブスクリプション方式で利用できるように設計されたサービスです。利用者が多くのデータを活用できるように、経済、金融、エンターテインメント、ヘルスケアなどの多種多様なデータ・プロバイダーを認定しています。これにより、膨大なデータセットの中からデータ・ファイルやデータAPIを容易に見つけることができます。参考までに、AWS Data Exchange は、CLF-C02 で明示的に試験範囲として追加されたサービスのひとつです。上記の解説をよく読んで、サービスの定義や基本的な内容の理解を深めておくようにしましょう。

Step Up!
AWS Data Exchange のBYOS(データ・サブスクリプション持ち込み)機能は、AWSの個別サービス機能として提供されているものであり、クラウドプラクティショナー試験ではそれほど深くは問われない可能性もある発展的な内容となっています。そのため、少し難易度が高いと感じる方は、まずは、ソフトウェア・ライセンスの持ち込みモデルを理解するようにしましょう。そして、今後、さらなる学習を進めることを想定されている場合は、AWS Data Exchange に関する知識もこの機会に深めておきましょう。なお、AWS環境で、データ・サブスクリプションを利用する場合、サブスクライバーと呼ばれるサブスクリプションの利用者(購入者)は、サブスクリプションを AWS Data Exchange に移行することが推奨されています。
問題掲載日:2024-06-29
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Information
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Reference Books
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