AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第10問 AWS におけるリージョンの特徴

 下記の中で、AWSクラウドにおけるリージョンに関して、誤って説明しているものをすべて選択してください。

  1. 各リージョン間は完全に分離されており、あるリージョンで発生した障害が他のリージョンに影響することはない。
  2. 異なるリージョン間でのレプリケーションを実施することはできない。 [正しい解答]
  3. すべてのリージョンには、複数のアベイラビリティゾーン(AZ)が存在する。
  4. 世界中のどこからでも、あらゆるリージョンを利用可能となっていることが AWS の特徴のひとつである。 [正しい解答]
  5. AWS では、各リージョンにより、提供されるサービスや利用料金は異なっている。

(問題ID:CLF302S010)

解答

正しい解答:B. D.

  1. B. 異なるリージョン間でのレプリケーションを実施することはできない。
  2. D. 世界中のどこからでも、あらゆるリージョンを利用可能となっていることが AWS の特徴のひとつである。

△ 判定不能

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徹底解説

 Amazon Web Services(AWS)は、地域を物理的なロケーションに分割してサービスを提供しており、この分割単位をリージョンと呼んでいます。各リージョンはそれぞれ独立した領域ですが、隣接するリージョンの間は専用ネットワークで接続されており、基本的にはクロス・リージョンでの連携は可能です。しかしながら、中国国内のリージョンでは、政治的な理由で他の地域の AWS リージョンとは完全に隔離・断絶しており、一般的なマネジメント・コンソールから利用できないようになっています。そのため、「世界中のどこからでもあらゆるリージョンが利用可能なことが AWS の特徴のひとつである」の記載は誤りです。また、ディザスタリカバリ等を目的として、他のリージョンにレプリケーションすることは可能であるため、「異なるリージョン間でのレプリケーションを実施することはできない」の記載も誤りです。ただし、上述した通り、全てのリージョン間で相互にデータ連携することができるわけではありませんの注意が必要です。本問題の解答としては、この 2点が誤った説明であり、正解の選択肢となります。その他の選択肢は正しい記述がされていますので、内容をよく理解しておきましょう。なお、今回求められている解答は、リージョンの説明として誤っているものであることに注意してください。


ちなみに...
 新サービスを利用をする必要がある場合、米国東部(バージニア北部)リージョンでは、おおよそ最新のサービスが利用可能となっていますので、新しいサービスを利用する際は、米国北部リージョンをご確認ください。

問題掲載日:2024-04-27

Information

What's New

  • 2025/5/28 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/28 問題ID: CLF101C041 AWS Service Catalog の概要説明に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/25 問題ID: CLF101C041 AWS WAF で対応できるセキュリティ脅威に関する問題を追加しました。
  • 2025/5/23 問題ID: CLF301S013 Amazon マシンイメージの特徴に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/20 問題ID: CLF202C048 AWS リソース構成のアクセスに対するモニタリングに関する問題を加筆・修正しました。

Reference Books

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