AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第2問 責任共有モデルにおいて AWS 側が担当する責任範囲

 AWSクラウドは、サービス提供者と利用者との責任を明確に分ける責任共有モデルという考え方を採用しています。この責任共有モデルにおいて、AWS側の責任と定義されている作業をすべて選択してください。

  1. アプリケーションのセキュリティ対策
  2. ハードウェアの保守作業 [正しい解答]
  3. オペレーティング・システムのパッチ適用
  4. データセンターの設備管理 [正しい解答]
  5. ネットワーク・トラフィックの保護

(問題ID:CLF302S002)

解答

正しい解答:B. D.

  1. B. ハードウェアの保守作業
  2. D. データセンターの設備管理

△ 判定不能

 URL を直接入力して「解答・解説」画面を表示した場合、何を選択・解答したかを特定できないため、解答の正誤判定ができません。必要に応じて「同じ問題に再挑戦」ボタンをクリックして、この問題に再チャレンジしてみてください。

徹底解説

 AWS 責任共有モデルにおいて、AWS側の責任と定義されている作業は、「ハードウェアの保守作業」 および 「データセンターの設備管理」 です。AWS 責任共有モデルは、AWS が提供するクラウド・サービスにおいて、AWS が責任を持つ範囲と利用者が責任を持つ範囲を明確に分ける考え方です。下図に示す通り、インフラストラクチャ層(クラウド自体のセキュリティ)と利用者層(クラウド内のセキュリティ)のそれぞれに適用されるべき責任範囲が定義されています。データセンターの地震対策や物理サーバの保守等、主に物理基盤の管理をサービス提供者側の AWS が担当して、その AWS サービスの仕様・制限の範囲内で、利用者は責任を持って、提供されたリソースを管理する必要があります。具体的には、AWS のインフラストラクチャを構成する施設・設備やハードウェア、ハイパーバイザーの他、マネージド・サービスを実装するソフトウェアや各種サービスの管理や運用・保守は AWS 側の責任範囲となります。一方で、利用者は、AWS が提供する基盤上で動作するシステムやデータに対して、適切なセキュリティ対策や運用管理を行う責任を負っています。

ココがポイント
 特に言及がされていない場合は、IaaS(Infrastructure as a Service)の利用を想定した責任範囲を解答しましょう。なお、IaaS の利用前提であるか、マネージド型のサービスの利用前提であるかによって、責任範囲は異なりますので、ご注意ください。

問題掲載日:2024-02-18


Information

What's New

  • 2025/7/6 問題ID: CLF302S002 責任共有モデルにおいて AWS 側が担当する責任範囲に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/7/5 問題ID: CLF203C077 顧客からの問い合わせ内容の傾向把握に関する問題を追加しました。
  • 2025/7/5 問題ID: CLF203C062 音声情報からテキストに落とし込むためのサービスに関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/7/5 問題ID: CLF203C050 テキスト情報から合成音声を作成するためのサービスに関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/7/4 問題ID: CLF203C069 多様なデバイスを使用するアプリケーションの試験サービスに関する問題を加筆・修正しました。

Reference Books

図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]

図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]
 これからIT業界に転職することを考えている方やエンジニア1年生の方などで、緑のテキストが少し難しく感じる人にお薦めの1冊です。AWSのしくみや技術をわかりやすく解説する図解本となっています。さらに、2025年4月21日に頁数を大幅に増やして、よりたくさんのサービスをフルカラーの図解で解説する第2版がリリースされました。これからの購入を検討されている方はこちらを確認ください。

AWS 認定クラウドプラクティショナー 資格試験テキスト(改訂第3版)

AWS 認定クラウドプラクティショナー 資格試験テキスト(改訂第3版)
 AWS クラウドプラクティショナーのテキストとして、必ず紹介されるような定番の参考書です。本書でひと通り学習した後に、当サイトで問題演習をすることにより効果的に知識の定着を図ることができます。