AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第15問 Amazon DynamoDB 利用のユースケース
AWS が提供するマネージド型のデータベース・サービスのひとつである Amazon DynamoDB を利用したほうが良いと考えられるユースケースを選択してください。( 3つ選択して下さい。)
(問題ID:CLF301S015)
解答
正しい解答:A. C. E.
- A. 高速に変動する在庫状況の管理
- C. 低遅延が必要なゲーム処理
- E. IoT データの保存
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徹底解説
本問題の選択肢の中において、Amazon DynamoDB を利用したほうが良いと考えられるユースケースは、「高速に変動する在庫状況の管理」、「低遅延が必要なゲーム処理」、「IoT データの保存」の3点です。Amazon DynamoDB は、シンプルな構造であり拡張性の高さに特徴のあるマネージド型の NoSQL データベース・サービスです。一貫性を重視するリレーショナル・データベース(RDB)に対して、NoSQL データベースは、その一貫性を弱めることでスケール性能を最大化しています。データの分散配置により可用性と拡張性を確保するもので、同時に読み書きが想定されるシステムの利用等に適しています。例えば、選択肢に示された高速に変動する在庫状況の管理やセッション・データの管理、低遅延が必要なゲームの行動記録処理、IoT データの保存・蓄積が、NoSQL データベースの有用なユースケースとなります。
一方で、財務会計システムのデータ管理や販売管理データの業務処理には、一貫した正確性・整合性が求められ、SQL 型のトランザクション処理を実行することが必要となることが多いため、NoSQL ではなく RDB を利用したほうが良いユースケースであるといえます。
Step Up!
NoSQL データベースには、キー・バリュー型、ドキュメント・データベース、インメモリ・データストアといったように様々な実装方式があります。AWS ではここにあげた各々の方式に対応したマネージド・サービスのラインナップがあり、キー・バリュー型の マネージド・サービスとして提供されているものが、Amazon DynamoDB です。
問題掲載日:2023-12-23
Information
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