AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第66問 Amazon API Gateway の特徴(2)

 簡単に API(Application Programming Interface)の作成、保守などを実施することができる Amazon API Gateway の特徴として誤っているものを選択してください。

  1. Amazon ElastiCache と統合してそのキャッシュを利用している。 [正しい解答]
  2. Amazon API Gateway は WebSocket API を利用することができる。
  3. APIの管理操作に関する AWS CloudTrail によるログ記録を行っている。
  4. Amazon CloudFront と連携したエッジ最適化が可能である。

(問題ID:CLF203C066)

解答

正しい解答:A. Amazon ElastiCache と統合してそのキャッシュを利用している。

△ 判定不能

 URL を直接入力して「解答・解説」画面を表示した場合、何を選択・解答したかを特定できないため、解答の正誤判定ができません。必要に応じて「同じ問題に再挑戦」ボタンをクリックして、この問題に再チャレンジしてみてください。

徹底解説

 Amazon API Gateway の特徴として誤っているものは、「Amazon ElastiCache と統合してそのキャッシュを利用している」 ことです。この Amazon API Gateway は、APIの作成、配布、保守、監視、保護を実施するマネージド型のサービスです。Amazon API Gateway は独自のキャッシュ機能により、迅速にリクエストを処理することが可能なアーキテクチャです。Amazon ElastiCacheと統合してそのキャッシュを利用するわけではありません。Amazon API Gateway では、APIのリクエストに対する受け口を Amazon API Gateway が担って、そこから AWS Lambda の関数を呼び出すことでバックエンドの処理を行ったり、Amazon S3(Simple Storage Service)や Amazon SNS(Simple Notification Service)と連携することができます。AWS Lambda は、イベント駆動型でコードを実行することができるサーバーレス・アーキテクチャの代表的なサービスのひとつです。Amazon S3 は、利用可能な容量が実質的に無制限で 99.999999999%(イレブンナイン)の耐久性を持つマネージド型のオブジェクト・ストレージ・サービスです。そして、Amazon SNS は、システム管理者や分散システムなどの多数の受信者、デバイスに対して、メッセージ通知を行うマネージド型のサービスです。

 その他の選択肢は、Amazon API Gateway の特徴を正しく説明したものであるため、正解ではありません。上図の通り、ステートフル(WebSocket API)および ステートレス(HTTP API と REST API)の両方のAPIをサポートしていることや、AWS CloudTrail によって、APIの管理操作に関するログ記録を行っていること、Amazon CloudFront と連携したエッジ最適化が可能であることは、いずれも、Amazon API Gateway の特徴を示しています。
 Amazon CloudFront との連携は、エッジ最適化されたエンドポイントを提供するものであり、世界中の利用者からのリクエストを最寄りのエッジロケーションの Amazon CloudFront にルーティングすることで、待ち時間を短縮して効率的にAPIを利用できる仕組みとなっています。

ココがポイント
 求められている解答が、Amazon API Gateway の特徴としては誤っているものであることに注意しましょう。なお、AWS CloudTrail は、Amazon API Gateway の管理操作を記録しますが、クライアントからのAPI呼び出しの実行ログやアクセスログは Amazon CloudWatch と Amazon API Gateway の連携機能で扱いますので、ご注意ください。

問題掲載日:2024-09-28


Sponsored Links

Information

What's New

  • 2025/12/4 問題ID: CLF203C030 シンプルでコスト効率の高いWebサイトの構築に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/12/2 問題ID: CLF204C027 Amazon S3 の課金方式におけるコスト削減項目に関する問題を追加しました。
  • 2025/11/30 問題ID: CLF202C066 仮想サーバーの詳細な管理が可能なサービスの選定に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/11/26 問題ID: CLF203C066 Amazon API Gateway の特徴に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/11/25 問題ID: CLF101C005 AWSにおけるコスト状況の可視化に関する問題を加筆・修正しました。

Reference Books

一夜漬け AWS認定 クラウドプラクティショナー[C02対応] 直前対策テキスト

一夜漬け AWS認定 クラウドプラクティショナー[C02対応] 直前対策テキスト
 必要最小限の内容を、効率よく学習できる構成となっており、忙しい社会人にもお薦め!模擬試験1回分付きで、試験直前の総仕上げにぴったりの1冊です。実は、本サイトの管理者も前版ですが直前対策に利用しました!

図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]

図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]
 これからIT業界に転職することを考えている方やエンジニア1年生の方などで、緑のテキストが少し難しく感じる人にお薦めの1冊です。AWSのしくみや技術をわかりやすく解説する図解本となっています。さらに、2025年4月21日に頁数を大幅に増やして、よりたくさんのサービスをフルカラーの図解で解説する第2版がリリースされました。これからの購入を検討されている方はこちらを確認ください。