AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第39問 AWS Lambda と連携した REST インターフェースの実装
Amazon Web Services(AWS)において、AWS Lambda と連携して、RESTインターフェースを構築する際に使用するサービスを選択してください。
(問題ID:CLF203C039)
解答
正しい解答:C. Amazon API Gateway
URL を直接入力して「解答・解説」画面を表示した場合、何を選択・解答したかを特定できないため、解答の正誤判定ができません。必要に応じて「同じ問題に再挑戦」ボタンをクリックして、この問題に再チャレンジしてみてください。
徹底解説
AWS Lambda と連携して、RESTインターフェースを構築する際に使用する AWS サービスは Amazon API Gateway です。Amazon API Gateway は、API の作成、配布、保守、監視、保護を実施するマネージド型のサービスです。この Amazon API Gateway サービスを使用することにより、バックエンド・サービスと連携して REST API、HTTP API、そして、WebSocket API の3種類の API を作成することができます。これらのいずれの API も AWS Lambda をバックエンド・サービスとして連携することができます。AWS Lambda は、イベント発生時にコードを実行するサーバーレスのアーキテクチャ基盤です。API 連携以外のユースケースのひとつとしては、単発のジョブ等のシステム処理をサーバーレスで最適なコストで実行したい場合の利用が挙げられます。なお、REST(Representational State Transfer)とは、分散システムにおけるソフトウェア間の連携アーキテクチャのひとつで、HTTP プロトコルを使用してシステム間でメッセージを送信する方法を定義しています。このRESTアーキテクチャの制約に従ったプログラミング・インタフェース(API あるいは Web API)が REST API です。
Amazon API Gateway の REST API は、クライアントがサービスにリクエストを送信して、サービスが同期的に応答するリクエスト/レスポンスモデルを採用しています。その他の選択肢の AWS Transit Gateway 及び AWS Snowball は AWS Lambda と連携して RESTインターフェースを構築するサービスではありません。AWS Transit Gateway は、Amazon VPC(Virtual Private Cloud)とオンプレミス環境のネットワークを接続したり、複数の VPC 間を繋ぐゲートウェイ機能を提供するネットワーク接続サービスであり、AWS Snowball はセキュアなアプライアンスを使用して、AWS クラウドにペタバイト規模の大容量データを転送することができる移行サービスです。なお、AWS Snow ファミリーは、CLF-C02 で明示的に試験範囲として追加されたサービスですが、AWS Snowball サービスの利用は 2020年4月6日までで受付終了となっており、AWS Snowball Edge に進化しています。
また、選択肢にあるような Amazon REST という名前の AWS サービスはありません。REST インターフェースを構築する場合、Amazon API Gateway を利用します。

Step Up!
AWS Lambda と Amazon API Gateway を連携して、REST API を作成する際には、Amazon API Gateway 側で AWS Lambda プロキシ統合の使用有無を選択することができます。使用する場合、Amazon API Gateway はクライアントからの受信リクエストをイベントオブジェクトとして Lambda 関数に直接的に渡します。
問題掲載日:2023-12-20
Information
What's New
- 2025/5/18 問題ID: CLF202C023 認証情報の安全な運用に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/17 問題ID: CLF301S019 AWS CLI の初期設定時の必要情報に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/16 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を追加しました。
- 2025/5/9 問題ID: CLF201C025 AWS の規模の経済性に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/7 問題ID: CLF204C024 特定の利用者が使用したサービスのコスト情報の取得に関する問題を追加しました。
Reference Books
図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]
![図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]](https://aws.keepitup.jp/images/Reference_Books_CL-02.jpg?202504201436)
これからIT業界に転職することを考えている方やエンジニア1年生の方などで、緑のテキストが少し難しく感じる人にお薦めの1冊です。AWSのしくみや技術をわかりやすく解説する図解本となっています。さらに、2025年4月21日に頁数を大幅に増やして、よりたくさんのサービスをフルカラーの図解で解説する第2版がリリースされました。これからの購入を検討されている方はこちらを確認ください。
AWS 認定クラウドプラクティショナー 資格試験テキスト(改訂第3版)

AWS クラウドプラクティショナーのテキストとして、必ず紹介されるような定番の参考書です。本書でひと通り学習した後に、当サイトで問題演習をすることにより効果的に知識の定着を図ることができます。