AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第26問 エッジロケーションで利用できるサービス

 AWS のサービスの中には、エッジロケーションから利用することで、グローバルに利用される Web アプリケーションのコンテンツ配信のパフォーマンスを最適化できるものがあります。下記の中で、該当するサービスを選択してください。

  1. Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)
  2. Amazon S3(Simple Storage Service)
  3. Amazon CloudFront [正しい解答]
  4. Amazon ElastiCache

(問題ID:CLF203C026)

解答

正しい解答:C. Amazon CloudFront

△ 判定不能

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徹底解説

 エッジロケーションから利用することで、グローバルに利用される Web アプリケーションのコンテンツ配信のパフォーマンスを最適化することができる AWS サービスは Amazon CloudFront です。Amazon CloudFront は、データやビデオ、アプリケーション等のコンテンツを高速かつ安全に配信するマネージド型の CDN(Contents Delivery Network)サービスです。コンテンツの配信に際して、エッジロケーションを利用することにより、利用者に近い場所からの配信が可能となります。これにより、提供元のサーバーから地理的に遠い場所から利用した場合でも、遅延を低減して、コンテンツ配信のパフォーマンスを向上させることができます。
 その他の選択肢である Amazon EC2、Amazon S3 及び Amazon ElastiCache は、いずれも、これらのサービス自体をエッジロケーションで利用することはできません。Amazon EC2 はコンピューティング・キャパシティ(インスタンスと呼ばれる仮想サーバー)を提供する AWS を代表するアンマネージド型のサービスであり、Amazon S3 は 99.999999999%(イレブンナイン)の耐久性を持つ、容量が実質無制限のマネージド型のオブジェクト・ストレージ・サービスです。また、Amazon ElastiCache は、memcached(memory cache daemon)及び Redis(Remote Dictionary Server)の2種類のエンジンがサポートされたマネージド型のインメモリ・キャッシュ、インメモリ・データストア・サービスです。


ちなみに...
 本問題の解答である Amazon CloudFront の他にも、Amazon Route 53 や AWS Shield、AWS WAF、AWS Global Accelerator 等がエッジロケーションで利用することができます。なお、AWS Global Accelerator は、利用者からのトラフィックを最も近い正常なエンドポイントにルーティングすることにより、アプリケーションの可用性やパフォーマンスを向上させるネットワークサービスであり、CLF-C02 で明示的に試験範囲として追加されたもののひとつです。

問題掲載日:2023-09-30

Information

What's New

  • 2025/5/28 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/28 問題ID: CLF101C041 AWS Service Catalog の概要説明に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/25 問題ID: CLF101C041 AWS WAF で対応できるセキュリティ脅威に関する問題を追加しました。
  • 2025/5/23 問題ID: CLF301S013 Amazon マシンイメージの特徴に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/20 問題ID: CLF202C048 AWS リソース構成のアクセスに対するモニタリングに関する問題を加筆・修正しました。

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