AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第8問 アベイラビリティゾーンの特徴
下記の選択肢の中で、AWSクラウドのアベイラビリティゾーン(AZ)の説明として正しく記述されているものを選択してください。
(問題ID:CLF203C008)
解答
正しい解答:B. システムを構成する際は AZ を2つ以上利用することが推奨されている。
URL を直接入力して「解答・解説」画面を表示した場合、何を選択・解答したかを特定できないため、解答の正誤判定ができません。必要に応じて「同じ問題に再挑戦」ボタンをクリックして、この問題に再チャレンジしてみてください。
徹底解説
アベイラビリティゾーン(AZ)は、各リージョンの中に自立して設置されているデータセンター群です。各 AZ は、1つ以上のデータセンターから構成されます。複数のデータセンターから構成されている場合は、同じ AZ 内のデータセンター群は高速で冗長的なネットワークで接続されており、利用者からはあたかも同じ場所にある設備(データセンター)であるかのように取り扱うことができます。しかしながら、単一の AZ では停止しないことが保証されているわけではなく、AWS でシステムを構成する際には AZ を 2つ以上利用することが推奨されています。この複数の AZ を使用したシステム構成は、マルチ AZ 構成と呼ばれています。リージョン内の AZ 数と AZ 内のデータセンター数を下表に記載していますので、混同しないように気をつけましょう。
その他の選択肢は、AZ の説明としては正しくありません。AWS は地域を物理的なロケーションに分割してサービスを提供していますが、この分割単位は AZ ではなく、リージョンです。AWS のリージョンは必ず複数の AZ で構成されているため、全てのリージョンでマルチAZ構成とすることが可能です。そのため、「リージョンは、 1つ以上の AZ から構成されている」の記載も、正しくありません。なお、以前は、当サイトの解説の記載として 「リージョン内に AZ は必ず 2つ以上とされているが 3つ以上の AZ から構成されるリージョンも少なくない」 としていました。しかしながら、下記の公式サイトに 「最低3つの、それぞれが隔離され物理的にも分離された AZ によって構成されています」 と明示されていますように、「各リージョンは3つ以上の AZ から構成される」 ことになりますので、ご注意ください。
リージョンとアベイラビリティーゾーン:
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/global-infrastructure/regions_az/

問題掲載日:2023-09-18
Information
What's New
- 2025/4/24 問題ID: CLF202C014 AWS Config の機能・サービス内容に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/4/21 問題ID: CLF202C010 世界基準に準拠した暗号化サービスの利用に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/4/20 問題ID: CLF203C073 5Gネットワークを利用する場合の最適なサービスに関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/4/20 問題ID: CLF202C060 アプリケーション通信の暗号化に利用するサービスに関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/4/19 問題ID: CLF101C040 仮想デスクトップ環境を提供するサービスに関する問題を追加しました。
Reference Books
図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]
![図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]](https://aws.keepitup.jp/images/Reference_Books_CL-02.jpg?202504201436)
これからIT業界に転職することを考えている方やエンジニア1年生の方などで、緑のテキストが少し難しく感じる人にお薦めの1冊です。AWSのしくみや技術をわかりやすく解説する図解本となっています。さらに、2025年4月21日に頁数を大幅に増やして、よりたくさんのサービスをフルカラーの図解で解説する第2版がリリースされました。これからの購入を検討されている方はこちらを確認ください。
AWS 認定クラウドプラクティショナー 資格試験テキスト(改訂第3版)

AWS クラウドプラクティショナーのテキストとして必ず紹介されるような定番の参考書です。ひと通り学習した後に、本サイトで問題演習をすることにより効果的に知識の定着を図ることができます。