AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第5問 Git リポジトリ環境を提供する AWS サービス
あなたはライブラリやアプリケーションのソースコードをリポジトリで管理する開発環境の実装方式を検討しています。安全性・信頼性の高い Git リポジトリを利用した環境を提供する AWS サービスを選択してください。
(問題ID:CLF203C005)
解答
正しい解答:B. AWS CodeCommit
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徹底解説
ライブラリファイルやアプリケーションのソースコードをリポジトリに保存するために、安全性・信頼性の高い Git リポジトリを利用した開発環境を提供する AWS サービスは AWS CodeCommit です。Git(ギット)とは、プログラムのソースコード等の変更履歴を記録・追跡するための分散型バージョン管理システムであり、AWS CodeCommit は、AWS が提供するマネージド型のスケーラブルなソースコード管理サービスです。Gitの標準機能がサポートされており、ファイルの変更履歴を管理できるプライベート Git リポジトリを利用することにより、ソースコードファイルやライブラリ等のバイナリファイルを安全に保存することが可能です。なお、Git ではローカルリポジトリとリモートリポジトリの2種類があり、ローカルリポジトリに登録することをコミット(Commit)、その内容をリモートリポジトリに反映することをプッシュ(Push)といいます。AWS CodeCommitの機能・料金等の詳細は、AWS 社の下記のサイトのページを参照ください。
AWS CodeCommit:
https://aws.amazon.com/jp/codecommit/
その他の選択肢の AWS CodeBuild、AWS CodeDeploy 及び AWS CodePipeline は、Git リポジトリを利用してライブラリやソースコードを保存することができる AWS サービスではありません。AWS CodeBuild はソースコードのコンパイル&ビルドとテストを実行してソフトウェアパッケージを生成するマネージド型の継続的インテグレーションサービスです。
AWS CodeDeploy はビルドしたアプリケーションのデプロイを実施するマネージド型のサービスで、Amazon EC2、Amazon ECS、AWS Fargate、AWS Lambda やオンプレミス環境に構築されたサーバー等の様々なコンピューティング・サービスへのデプロイを自動化することができます。また、AWS CodePipeline は、マネージド型の継続的デリバリーサービスであり、迅速かつ確実にアプリケーションを展開するために必要なステップを可視化・自動化することができます。

ちなみに...
2024年7月末に AWS CodeCommit や AWS Cloud9 等のいくつかのサービスが、事前の連絡なしに、突然、新規での利用ができなくなりました。その後、AWS のエヴァンジェリストから X(旧Twitter)で新規利用の受付を終了する旨の投稿がされています。
また、様々なアプリケーションを短期間で開発、構築、デプロイするためのサービスとして AWS CodeStar がありましたが、こちらも 2024年7月31日をもって、AWS CodeStar プロジェクトの作成と閲覧のサポートは終了することとなりました。AWS CodeStar の機能・料金等の詳細は、AWS 社の下記のサイトのページを参照ください。
AWS CodeStar:
https://aws.amazon.com/jp/codestar/
問題掲載日:2024-07-27
Information
What's New
- 2025/5/28 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/28 問題ID: CLF101C041 AWS Service Catalog の概要説明に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/25 問題ID: CLF101C041 AWS WAF で対応できるセキュリティ脅威に関する問題を追加しました。
- 2025/5/23 問題ID: CLF301S013 Amazon マシンイメージの特徴に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/20 問題ID: CLF202C048 AWS リソース構成のアクセスに対するモニタリングに関する問題を加筆・修正しました。
Reference Books
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