AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第59問 コンプライアンス情報を取得する AWS サービス(2)

 あなたが AWS 上で運用している業務アプリケーション・システムに対する IT 監査を受けることになりました。AWS に関するコンプライアンス情報を収集するために、利用するべき AWS サービスではないものを選択してください。

  1. AWS CodeArtifact [正しい解答]
  2. AWS Config
  3. AWS Audit Manager
  4. AWS Artifact

(問題ID:CLF202C059)

解答

正しい解答:A. AWS CodeArtifact

△ 判定不能

 URL を直接入力して「解答・解説」画面を表示した場合、何を選択・解答したかを特定できないため、解答の正誤判定ができません。必要に応じて「同じ問題に再挑戦」ボタンをクリックして、この問題に再チャレンジしてみてください。

徹底解説

 IT 監査を受ける際に AWS に関するコンプライアンスの情報を収集するために利用するべき AWS サービスではないものは、AWS CodeArtifact です。AWS CodeArtifactは、ソフトウェア開発で使用するパッケージを安全に保存、公開、共有できるフルマネージド型のリポジトリサービスです。これにより、Maven、Gradle、npm、Yarn、Twine、pip、NuGet 等のパッケージマネージャーツールでダウンロードするパッケージを管理できます。コンプライアンスの情報を取得することができるサービスである AWS Artifact と間違えないように注意しましょう。また、求められている解答が、AWS に関するコンプライアンス情報を収集するために、利用するべき AWS サービスではないものであることにも注意しましょう。
 その他の選択肢の AWS Config、AWS Audit Manager 及び AWS Artifact は、いずれも AWS に関するコンプライアンスの情報を取得するために有用なサービスであり、解答としては誤りとなります。AWS Config は AWS 環境内のリソースの構成や設定を監視・管理するためのサービスです。AWS リソース構成や設定を継続的に記録して、モニタリングすることにより、あらかじめ定義した組織のルール、ポリシーやガイドラインに従った設定との整合性を評価できます。これによって、コンプライアンス違反を検知することが可能となるため、大量にある AWS リソースを手動でチェックする必要もなくなります。AWS Audit Manager は、AWS の使用状況を継続的に監査して、規制・業界標準・コンプライアンスに準拠するためにエビデンスの収集や監査レポートの作成を自動化するマネージド型のサービスです。また、AWS Artifact は、セキュリティやコンプライアンス、契約の有効性を確認するためのサービスであり、各種レポートを無料でダウンロードすることができます。これにより、AWS の監査人が作成したレポート、認証、認定、及び、その他のサード・パーティーにより認定されたリソースに、オンデマンドでアクセスすることができます。この AWS Artifact はコンプライアンス情報を取得できる代表的なサービスです。
 なお、AWS CodeArtifact、及び AWS Audit Manager は、CLF-C02 で明示的に試験範囲として追加されたサービスです。

ちなみに...
 AWS CodeArtifact の本来の目的であるパッケージを管理する仕組みを提供するサービスが問われる問題であっても解答できるようにしておきましょう。なお、AWS CodeArtifact の概要、よくある質問やその他の詳細は、下記のサイトを参照ください。

 AWS CodeArtifact:
 https://aws.amazon.com/jp/codeartifact/

問題掲載日:2025-02-24

Information

What's New

  • 2025/5/20 問題ID: CLF202C048 AWS リソース構成のアクセスに対するモニタリングに関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/18 問題ID: CLF202C023 認証情報の安全な運用に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/17 問題ID: CLF301S019 AWS CLI の初期設定時の必要情報に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/16 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を追加しました。
  • 2025/5/9 問題ID: CLF201C025 AWS の規模の経済性に関する問題を加筆・修正しました。

Reference Books

AWS 認定クラウドプラクティショナー 資格試験テキスト(改訂第3版)

AWS 認定クラウドプラクティショナー 資格試験テキスト(改訂第3版)
 AWS クラウドプラクティショナーのテキストとして、必ず紹介されるような定番の参考書です。本書でひと通り学習した後に、当サイトで問題演習をすることにより効果的に知識の定着を図ることができます。

図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]

図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]
 これからIT業界に転職することを考えている方やエンジニア1年生の方などで、緑のテキストが少し難しく感じる人にお薦めの1冊です。AWSのしくみや技術をわかりやすく解説する図解本となっています。さらに、2025年4月21日に頁数を大幅に増やして、よりたくさんのサービスをフルカラーの図解で解説する第2版がリリースされました。これからの購入を検討されている方はこちらを確認ください。