AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第52問 Amazon EC2 インスタンスに対するアクティビティの確認

 システム運用管理上、利用ユーザー毎の Amazon EC2 インスタンスに対する起動や停止、再起動、終了といったアクティビティを確認したい場合に有用な AWS サービスを選択してください。

  1. AWS CloudTrail [正しい解答]
  2. AWS Systems Manager
  3. AWS Secrets Manager
  4. AWS Control Tower

(問題ID:CLF202C052)

解答

正しい解答:A. AWS CloudTrail

△ 判定不能

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徹底解説

 利用ユーザー毎の Amazon EC2 インスタンスに対する起動や停止、再起動、終了といったアクティビティを確認したい場合に有用な AWS サービスは、AWS CloudTrail です。AWS CloudTrail は、AWS アカウントを使用した AWS Management Console の画面操作や API コールをモニタリングして、その履歴を記録するサービスです。利用者の操作やサービスによって実行されたアクションを AWS CloudTrail にイベントとして記録することができます。このイベントには AWS Management Console、AWS CLI、および AWS SDK と API で実行されたアクティビティが含まれます。AWS CloudTrail イベント履歴に記録された詳細情報により、利用ユーザー毎のアクティビティを確認することができます。問題文が「AWS アカウントで実施した操作履歴」と記載されているとピンときやすいかもしれませんが、このような出題がされた場合にも対応できるように問題演習を繰り返して実施しておきましょう。
 その他の選択肢の AWS Systems Manager、AWS Secrets Manager 及び AWS Control Tower は、いずれも、利用ユーザー毎のアクティビティを確認するためのサービスではありません。AWS Systems Manager はシステム環境を統合的に管理して、運用作業の自動化やリソース構成を可視化する機能・サービス群の総称であり、AWS Secrets Manager はデータベースのパスワード等の認証情報を暗号化して秘匿情報(シークレット)として取得・保存・管理する仕組みを提供するマネージド型のサービスです。また、AWS Control Tower はセキュリティやコンプライアンスに準拠したマルチ・アカウント構成のワークロード環境を自動的に構築するマネージド型のサービスです。なお、AWS Control Tower は、CLF-C02 で明示的に試験範囲として追加されたサービスのひとつです。


ちなみに...
 利用ユーザー毎位ではなく、リソース単位のアクティビティを確認したい場合、AWS Config を利用することが有用です。AWS Config は、AWS リソースの設定を評価、監査、審査することができるサービスであり、AWS リソースの設定が継続的にモニタリングおよび記録されるため、リソース設定の履歴によりアクティビティを確認することができます。

問題掲載日:2024-08-13

Information

What's New

  • 2025/5/28 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/28 問題ID: CLF101C041 AWS Service Catalog の概要説明に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/25 問題ID: CLF101C041 AWS WAF で対応できるセキュリティ脅威に関する問題を追加しました。
  • 2025/5/23 問題ID: CLF301S013 Amazon マシンイメージの特徴に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/20 問題ID: CLF202C048 AWS リソース構成のアクセスに対するモニタリングに関する問題を加筆・修正しました。

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