AWS認定資格 無料問題集

解答

正しい解答：Ｂ. AWS Config

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徹底解説

　AWSのリソース構成に対するアクセスをモニタリングして、コンプライアンス上の脅威を検知した場合に、リアルタイムに通知することが可能なサービスは、AWS Config です。AWS Configは、AWS 環境内のリソースの構成や設定を監視・管理するためのサービスです。この AWS Config を使用すると、AWS のリソース構成や設定を継続的に記録して、モニタリングすることにより、あらかじめ定義した組織のルール、ポリシーやガイドラインに従った設定との整合性を評価することができます。これにより、定義した設定から逸脱するような変更がされたことを検知すると、Amazon SNS と連携して、管理者にメール通知するといったことが可能となります。この仕組みによって、問題文にあるリアルタイムに通知することも満たすことができます。今回の問題では、ユーザーの操作やアクセスログを監視するのではなく、「リソース構成に対するアクセス」をモニタリングすることが求められていることに注意しましょう。そのため、リソース構成や設定が変更されることを検知するための監視機能を提供する AWS Config が解答となります。

　その他の選択肢は、AWS のリソース構成に対するアクセスをモニタリングして、コンプライアンス上の脅威を検知した際に、リアルタイムに通知するサービスではありません。AWS AppConfig は、アプリケーションの設定の管理とデプロイを実施する AWS Systems Manager の機能です。Amazon EC2（Elastic Compute Cloud）インスタンスや AWS Lambda 等の様々なアプリケーションで使用することが可能です。また、AWS AppConfig には、設定データをデプロイする前に、その形式や内容を検証する機能が備わっています。この機能を活用することで、不適切な設定によるエラーの発生を未然に防ぐことができます。AWS Config と名前は似ていますので、気をつけましょう。また、AWS AppConfig は、CLF-C02 で明示的に試験範囲として追加された機能のひとつですので、この機能自体が問われる問題の出題であっても解答できるようにしておきましょう。なお、AWS Systems Manager は、システム環境を統合的に管理して、運用作業の自動化やリソース構成を可視化する機能・サービス群の総称です。アプリケーション管理、ノード管理、オペレーション管理や変更管理といったカテゴリに分類された効率化・自動化する様々な機能から構成されています。また、AWS CloudTrail は AWS アカウントを使用した AWS Management Console の画面操作や API コールをモニタリングして、その履歴を記録するサービスです。Amazon Inspector は、Amazon EC2 等の AWS リソースに対して、脆弱性診断・セキュリティ評価を行うサービスであり、セキュリティとコンプライアンスを向上させるために役に立つツールです。

Step Up！
　AWS Config の機能により、Amazon EC2 インスタンスに設定しているセキュリティグループの不用意な設定変更を監視するといったことも可能です。その他、AWS Config の機能・料金等の詳細は、AWS 社の下記のサイトのページを参照ください。

AWS Config：
https://aws.amazon.com/jp/config/