AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第43問 スクリプトの実行時における API コールの履歴管理
あなたは、コマンドやスクリプトの実行で発生した API コールの履歴を管理したいと考えています。採用するべき AWS サービスを選択してください。
(問題ID:CLF202C043)
解答
正しい解答:C. AWS CloudTrail
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徹底解説
コマンドやスクリプトの実行により発生した API コールの履歴を管理することができるサービスは、AWS CloudTrail です。AWS CloudTrail は、AWS アカウントを使用した AWS Management Console の画面操作に加えて、作成、変更、削除、変更不可能なアクティビティといった API コールをモニタリングして、その履歴を記録することができます。記録される API コールの履歴には、「いつ」「だれが」「何を」したのかを含みます。ユーザー・アクティビティの履歴を確認できるため、セキュリティ分析やコンプライアンス準拠に役立てることが可能です。
その他の選択肢である AWS Artifact、Amazon CloudWatch、及び、Amazon API Gateway はコマンドやスクリプトの実行で発生した API コールの履歴を管理することができる AWS サービスではありません。AWS Artifact はセキュリティやコンプライアンス、契約の有効性を確認するためのサービスであり、Amazon CloudWatch はインスタンスのメトリクス(対象サービスのリソース情報)やネットワークの通信状態、アプリケーションを監視する統合監視サービスです。Amazon CloudWatch を利用することにより、AWS Cloud Trail と連携して、イベントの監視通知を行うことはできますが、API コールの履歴管理を実施するものではありません。また、Amazon API Gateway は API の作成、配布、保守、監視、保護を実施するマネージド型のサービスです。

ちなみに...
AWS CloudTrailで取得したログは 90日間の無料保存ができる他、Amazon S3 バケットに永続的に保存することが可能です。
問題掲載日:2024-03-03
Information
What's New
- 2025/5/28 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/28 問題ID: CLF101C041 AWS Service Catalog の概要説明に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/25 問題ID: CLF101C041 AWS WAF で対応できるセキュリティ脅威に関する問題を追加しました。
- 2025/5/23 問題ID: CLF301S013 Amazon マシンイメージの特徴に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/20 問題ID: CLF202C048 AWS リソース構成のアクセスに対するモニタリングに関する問題を加筆・修正しました。
Reference Books
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