AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第39問 AWSアカウントにおけるルート・ユーザーの権限
AWSクラウドを利用する際、ルート・ユーザーは極めて重要な役割を果たします。AWSアカウントのルート・ユーザーが持つ権限に関して、以下の選択肢の中から、正しい記述を選択してください。
(問題ID:CLF202C039)
解答
正しい解答:D. 利用者のすべてのリソースやサービスに対するフルアクセス権限、および、契約自体の変更などのその他の管理権限
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徹底解説
AWSアカウントのルート・ユーザーが持つ権限に関する正しい記載をしている選択肢は、「利用者のすべてのリソースやサービスに対するフルアクセス権限、および、契約自体の変更などのその他の管理権限」 です。AWSアカウントのルート・ユーザーは、AWSアカウントを最初に作成した際に登録したeメールアドレスとパスワードを使用してサイン・インするアカウントです。ルート・ユーザーは、あらゆる設定や変更・削除が可能な特別な管理者権限を持つユーザー・アカウントです。すべてのリソースやサービスに対するフルアクセス権限だけでなく、契約自体の変更などのその他の管理権限も有しています。
AWS Identity and Access Management(IAM)では、AWS リソース及びサービスに対するフルアクセスを提供する権限として、AdministratorAccess 権限という IAM ポリシーが用意されています。ルート・ユーザーは、この AdministratorAccess 権限の範囲に留まらず、AWS アカウント自体を削除したり、契約を変更するといった AWS アカウントとしての管理権限を有しています。一方で、AWS IAM ユーザーとして作成されたユーザーは、管理者権限である AdministratorAccess 権限を持っていても AWS との契約変更や請求情報の確認を実施することはできません。

ちなみに...
AWS では、このルート・ユーザーを日常的な業務で使用するべきではないとしており、クラウド管理者として運用作業を実施する場合も、必要な権限を付与した IAM ユーザーを別途作成して使用することを強く推奨しています。さらに、ルート・ユーザーのアクセスキーも作成しない(削除する)ことを推奨しています。そのため、ルート・ユーザーの役割は契約変更や最初の IAM ユーザーの作成に限定するようにしましょう。
問題掲載日:2024-02-12
Information
What's New
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Reference Books
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