AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第32問 ネットワーク ACL の特徴(2)
Amazon VPC(Virtual Private Cloud)に対する通信のアクセス制御を行うため、ネットワーク ACL による実装を検討しています。ネットワーク ACL の説明として誤って説明しているものを選択してください。
(問題ID:CLF202C032)
解答
正しい解答:B. ステートフルなアクセス制御が可能である。
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徹底解説
ネットワーク ACL は、Amazon Web Services(AWS)におけるサブネットに適用して、トラフィックのアクセス制御を実施するセキュリティの仕組みです。サブネットは、Amazon VPC(Virtual Private Cloud)により定義されたネットワークを CIDR(Classless Inter Domain Routing)と呼ばれるセグメントの範囲で分割したネットワークです。ネットワーク ACL は、AWS が提供する標準的なファイアウォールの機能を提供するものであり、サブネットに対する特定のインバウンドまたはアウトバウンドの通信を、許可または拒否することによって、その通信のアクセス制御を行うことができます。しかしながら、ネットワーク ACL を Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)インスタンスに適用することはできません。
ネットワーク ACL は、ステートレスのアクセス制御の設定を行うものであり、選択肢にある「ステートフルなアクセス制御が可能」との記載は誤りです。その他の選択肢の記載は、すべて正しい内容となっています。ネットワーク ACL は、すべてのルールが適用されるセキュリティグループ設定とは異なり、指定したルールの順序通りに該当有無が確認されて、最初に適合したルールのみが適用されます。また、ネットワーク ACL は、ステートレスのアクセス制御設定を行うものであり、許可と拒否を In/Out(行きの通信と返りの通信)で指定する必要があります。デフォルトでは In/Out のすべての通信が許可されています。

ココがポイント
求められている解答は、ネットワーク ACL の特徴として
問題掲載日:2023-12-03
Information
What's New
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