AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第25問 Amazon EC2 インスタンスの脆弱性診断
AWS クラウド上にセットアップされた Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)インスタンスや Amazon ECR のリソースにに対する脆弱性を検出することができる AWS サービスを選択してください。
(問題ID:CLF202C025)
解答
正しい解答:D. Amazon Inspector
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徹底解説
Amazon EC2 インスタンスやコンテナ・イメージ・レジストリである Amazon ECR のリソースに対して、セキュリティ診断・評価することにより、脆弱性を検出することができる AWS サービスは、Amazon Inspector です。Amazon Inspector は、セキュリティとコンプライアンスを向上させるための有用なツールのひとつです。ネットワーク型及びホスト型の脆弱性診断サービスであり、ホスト型の脆弱性診断を利用する場合は、Amazon EC2 インスタンスにエージェントを導入して、そのプラットフォームの脆弱性を診断する仕組みとなっています。なお、脆弱性・脅威の検出サービスとしては、下表に示すような Amazon Inspector と Amazon GuardDuty の違いは十分に理解しておきましょう。Amazon GuardDuty は悪意のある操作や不正な動作を継続的に監視して、脅威を検出するマネージド型のサービスです。Amazon EC2 インスタンスに対する脆弱性を検出する AWS サービスではなく、ログを監視・分析して脅威の存在を検出することで、リスクの有無を分析するものです。
その他の選択肢である Amazon CloudWatch 及び AWS Artifact も、Amazon EC2 インスタンスや Amazon ECR のリソースに対する脆弱性を検出する AWS サービスではありません。Amazon CloudWatch はインスタンスのメトリクス(対象サービスのリソース情報)やネットワークの通信状態、アプリケーションを監視する統合監視サービスです。AWS Artifact はセキュリティやコンプライアンス、契約の有効性を確認するためのサービスで、各種レポートを無料でダウンロードすることができます。

Step Up!
2023年から、Amazon Inspector の脆弱性診断・評価対象として、AWS Lambda 関数がサポートされるようになりました。
問題掲載日:2023-10-14
Information
What's New
- 2025/5/20 問題ID: CLF202C048 AWS リソース構成のアクセスに対するモニタリングに関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/18 問題ID: CLF202C023 認証情報の安全な運用に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/17 問題ID: CLF301S019 AWS CLI の初期設定時の必要情報に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/16 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を追加しました。
- 2025/5/9 問題ID: CLF201C025 AWS の規模の経済性に関する問題を加筆・修正しました。
Reference Books
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