AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第4問 ネットワーク ACL の特徴(1)

 Amazon VPC(Virtual Private Cloud)に対する通信のアクセス制御を行うため、ネットワーク ACL による実装を検討しています。ネットワーク ACL の特徴として正しく説明しているものを選択してください。

  1. デフォルトではすべての通信ができない設定となっている。
  2. Amazon EC2 インスタンスに適用してアクセスを制御する。
  3. サブネットに適用してアクセスを制御する。 [正しい解答]
  4. ステートフルなアクセス制御が可能である。

(問題ID:CLF202C004)

解答

正しい解答:C. サブネットに適用してアクセスを制御する。

△ 判定不能

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徹底解説

 ネットワーク ACL は、Amazon Web Services(AWS)におけるサブネットに適用して、トラフィックのアクセス制御を実施するセキュリティの仕組みです。サブネットは、Amazon VPC(Virtual Private Cloud)により定義されたネットワークを CIDR(Classless Inter Domain Routing)と呼ばれるセグメントの範囲で分割したネットワークです。ネットワーク ACL は、AWS が提供する標準的なファイアウォールの機能を提供するものであり、サブネットに対する特定のインバウンドまたはアウトバウンドの通信を、許可または拒否することによって、その通信のアクセス制御を行うことができます。しかしながら、ネットワーク ACL を Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)インスタンスに適用することはできません。
 その他の選択肢は、ネットワーク ACL の特徴を正しく説明しているものではありません。ネットワーク ACL は、ステートレスのアクセス制御設定を行うものであり、許可と拒否を In/Out(行きの通信と返りの通信)で指定する必要があります。また、デフォルトでは In/Out のすべての通信が許可されています。


ちなみに...
 ネットワーク ACL とは別に、Amazon EC2 インスタンスに対して適用する仕組みとして、セキュリティグループがあります。ステートレスのアクセス制御を行うネットワーク ACL に対して、セキュリティグループはステートフルのアクセス制御を行います。

問題掲載日:2023-09-30


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