AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第34問 アプリケーションのデプロイと管理

 あなたはアプリケーション・システムを AWS クラウド上に構築することにより、グローバルに展開することを検討しています。AWS クラウドにおいて、Web アプリケーションの迅速なデプロイと管理を実施するサービスを選択してください。

  1. AWS OpsWorks
  2. AWS CodeDeploy
  3. AWS Elastic Beanstalk [正しい解答]
  4. AWS CloudFormation

(問題ID:CLF201C034)

解答

正しい解答:C. AWS Elastic Beanstalk

△ 判定不能

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徹底解説

 AWS クラウドにおいて、Web アプリケーションの迅速なデプロイと管理を実施することができるサービスは AWS Elastic Beanstalk です。AWS Elastic Beanstalk は、Web アプリケーションの構成配置・デプロイ・管理を自動化するマネージド型のサービスです。アプリケーションのプロビジョニング、バージョン管理、ロードバランシング、Auto Scaling からアプリケーションのヘルスモニタリングまでのデプロイを自動化できます。Web アプリケーションの定番構成のデプロイを自動化するといった使い方が、AWS Elastic Beanstalk のユースケースのひとつとなります。
 その他の選択肢に示されたサービスは、いずれも Web アプリケーションの迅速なデプロイと管理を実施するものではありません。AWS OpsWorks は Chef や Puppet を使用して、アプリケーションを設定、デプロイ、運用の自動化を実施する設定管理サービスです。Web アプリケーションの迅速なデプロイと管理を実施するサービスではなく、サーバー構成の自動化プラットフォームですので注意しましょう。また、現時点ではサポートが終了しており、新規受付だけでなく、既存の利用者に対しても無効となっています。ただし、試験問題の正答以外の選択肢としても出題される可能性はありますので、念のために、AWS OpsWorks の特徴は押さえておきましょう。
 AWS CodeDeploy はビルドしたアプリケーションのデプロイを実施するマネージド型のサービスで、Amazon EC2、Amazon ECS、AWS Fargate、AWS Lambda やオンプレミス環境に構築されたサーバー等の様々なコンピューティング・サービスへのデプロイを自動化することができるものです。また、AWS CloudFormation は、システム開発者や管理者に向けた機能を提供するものであり、AWS リソースを使用したインフラ構成を JSON/YAML のコードとして記述するこによりテンプレート化して、プロビジョニングすることができるインフラ環境の自動展開・設定サービスです。Web アプリケーションを対象とする AWS Elastic Beanstalk でも、インフラ環境の展開処理においてはバックエンドで AWS CloudFormation が利用されていますが、これ自体が Web アプリケーションの迅速なデプロイと管理を実現するサービスというわけではありません。


Step Up!
 AWS Elastic Beanstalk は、Apache, IIS 等の定番のプラットフォームにおいて、Java, PHP, Ruby Python, Node.js, .NET, Docker, Go で開発された Web アプリケーションを展開できます。AWS Elastic Beanstalk の詳細は、下記のサイトを参考にしてください。

AWS Elastic Beanstalk:
https://aws.amazon.com/jp/elasticbeanstalk/

問題掲載日:2024-02-03

Information

What's New

  • 2025/5/28 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/28 問題ID: CLF101C041 AWS Service Catalog の概要説明に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/25 問題ID: CLF101C041 AWS WAF で対応できるセキュリティ脅威に関する問題を追加しました。
  • 2025/5/23 問題ID: CLF301S013 Amazon マシンイメージの特徴に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/20 問題ID: CLF202C048 AWS リソース構成のアクセスに対するモニタリングに関する問題を加筆・修正しました。

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