AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第32問 水平スケーリングの特徴

 サーバーやインスタンスをスケーリングする際には垂直スケーリング及び水平スケーリングの 2つの方式があります。次の中で水平スケーリングの特徴として誤っているものを選択してください。

  1. サーバー台数の増減が発生するため、スケーリング前後でシステム運用における管理負荷も増減する。
  2. 水平スケーリングによる能力の増減は直線的となる。
  3. 水平スケーリングにより、性能の増強・低減の実施と共に可用性も向上・低減する。
  4. 垂直スケーリングで増強した場合と比べて、消費電力を低く抑えることができる。 [正しい解答]

(問題ID:CLF201C032)

解答

正しい解答:D. 垂直スケーリングで増強した場合と比べて、消費電力を低く抑えることができる。

△ 判定不能

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徹底解説

 選択肢の中における水平スケーリングの特徴として誤っているものは、「垂直スケーリングにより増強した場合と比べて、消費電力を低く抑えることができる」となります。水平スケーリングは、スケーリング対象のサーバー台数を増減することによる能力の増強・低減を実施することです。サーバー台数の増加による能力向上をスケールアウト、サーバー台数の削減による能力低下をスケールインといいます。この水平スケーリングに対して、スケーリング対象サーバー自体の性能調整を図ることにより能力の増強・低減を実施することを垂直スケーリングといいます。このように、水平スケーリングによる増強はサーバー自体の追加となるため、垂直スケーリングによるパーツ追加・交換と比べると、消費電力の追加量は大きくなります。
 その他の選択肢は、水平スケーリングの特徴としては正しい記載がされています。水平スケーリングにより、サーバー台数の増減が発生するため、スケーリング前後での管理負荷や可用性も増減します。また、厳密にはシステムのボトルネックによってパフォーマンスは影響されますが、水平スケーリングではサーバー単位の増減となるため、処理能力の増減はおおよそ直線的となります。


ココがポイント
 本問題は、スケーリングに関する定義ではなく、中身の理解が問われるような問題となっています。さらに、求められている解答は、水平スケーリングの特徴として誤っているものであることに注意しましょう。

問題掲載日:2024-04-02

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