AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第29問 AWS DMS による DB 移行のユースケース
AWS DMS(Database Migration Service)は、レプリケーション機能を利用して、データベースを AWS 環境に移行することができるマネージド型のサービスです。AWS DMS を採用するべきユースケースとして誤っているものを選択してください。
(問題ID:CLF201C029)
解答
正しい解答:D. Amazon RDS から Amazon Aurora に移行する。
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徹底解説
AWS DMS(Database Migration Service)を採用するべきユースケースとして誤っている選択肢は、「Amazon RDS から Amazon Aurora に移行する」です。AWS DMS は、レプリケーション機能を利用して、オンプレミス環境あるいは AWS サービスとして提供されるデータベースを別のデータベースに移行するためのマネージド型のサービスです。AWS DMS を使用すると「オンプレミス環境に構築したデータベース」「Amazon EC2 上に構築したデータベース」「Amazon RDS や Amazon Redshift 等の AWS のマネージド型サービスとして提供されるデータベース」の間で相互に移行することが可能です。一方で、AWS クラウド環境の中で、Amazon RDS から Amazon Aurora に移行する場合、Amazon RDS のサービス内でのデータベース移行であるため、Amazon DMS の機能をわざわざ使用しなくても、Amazon RDS のスナップショットを利用することで容易に実施することができます。そのため、「Amazon RDS から Amazon Aurora に移行」する場合が、AWS DMS 採用の誤ったユースケースとなります。Amazon DMS の機能を使用しなくてもよいケースとなっており少し意地悪な問題となっていますが、その他のケースがすべて採用するべきケースであることが分かれば解答可能です。Amazon Aurora は、AWS がクラウド向けに再設計した、MySQL 及び PostgreSQL と互換性のあるマネージド型のリレーショナルデータベース・サービスです。
なお、AWS DMS 及び Amazon Redshift は、CLF-C02 で明示的に試験範囲として追加されたサービスです。Amazon Redshift は、AWS が提供するデータウェアハウス(DWH)専用のリレーショナル・データベース・サービスです。

ココがポイント
Amazon Aurora は、Amazon RDS で選択することができる8種類のリレーショナル・データベース(非Aurora系の6種類 及び Aurora系の2つの互換エディション)のひとつですが、この問題の場合、Amazon RDS ≒ 非Aurora系の Amazon RDS と解釈して解答しましょう。
問題掲載日:2023-09-30
Information
What's New
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Reference Books
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