AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第22問 マイクロサービス・アーキテクチャのアプリケーション開発
あなたが AWS クラウド上でマイクロサービス・アーキテクチャのアプリケーションを開発する場合に、採用するべき AWS サービスではないものを選択してください。
(問題ID:CLF201C022)
解答
正しい解答:B. Amazon Comprehend
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徹底解説
AWS クラウド上でマイクロサービス・アーキテクチャのアプリケーションを開発する場合に採用するべきではないサービスは Amazon Comprehend です。Amazon Comprehend 以外の選択肢は、いずれも、マイクロサービス・アーキテクチャのアプリケーションを開発するために有用なサービスです。一方で、Amazon Comprehend は、自然言語で記載された文章や記録などの構造化されていないテキスト情報から意味のある情報を抽出する機能を豊富に持つ自然言語処理(NLP:Natural Language Processing)サービスであり、マイクロサービスの構成要素として直接的に利用されることは少なく、関連性は限定的です。NLP は人間が日常的に使っている自然言語をコンピュータに処理させる一連の技術であり、Amazon Comprehend を利用することにより、読み取った文書から特定の情報を抽出したり、そのテキストの内容から自動的に分類することができます。なお、クラウドプラクティショナー試験において、マイクロサービス・アーキテクチャはとても重要なキーワードです。マイクロサービス・アーキテクチャは、アプリケーションを疎結合サービスに分割するものであり、疎結合とすることにより、再利用性、耐障害性、開発効率といった様々なメリットを享受することができます。Amazon Comprehend がどのようなサービスかわからない場合でも解答できるように、他の選択肢のサービスがマイクロサービス・アーキテクチャと関連するサービスであることを押さえておきましょう。選択肢のサービスの他、キューイング処理サービスである Amazon SQS も有用なサービスのひとつです。下記の Amazon SQS の解説ページが参考になります。
アプリケーション間連携を疎結合で実現 「Amazon SQS」をグラレコで解説:
https://aws.amazon.com/jp/builders-flash/202105/awsgeek-sqs/
その他の選択肢は、マイクロサービス・アーキテクチャのアプリケーション開発に適しているため、「採用するべき AWS サービスではないもの」 には該当しません。
Amazon API Gateway は、API の作成、配布、保守、監視、保護を実施するマネージド型のサービスです。Amazon API Gateway を他の AWS サービスと連携することにより、マイクロサービス・アーキテクチャの中のひとつのコンポーネントとして構成することができます。例えば、サーバーレス・コンピューティング・サービスである AWS Lambda を Amazon API Gateway と連携することによって、Lambda 関数を API 化することができます。
AWS Amplify は、Web アプリケーションやモバイルアプリケーションを構築するために、AWS が OSS(Open Source Software)で公開する開発プラットフォームです。開発ツールやフレームワークとして、Amplify Framework、Amplify CLI、および、Developer Tools から構成されており、Amplify Framework には JavaScript/iOS/Android ライブラリが含まれます。Developer Tools に含まれる AWS Amplify Console を使用することで、Web アプリケーションの CI/CD やホスティングを実施することができます。各サービスに AWS Amplify を適用することにより、容易にアプリケーション開発ができるようになります。
AWS Step Functions は、複数の AWS サービスを統合してアプリケーションを視覚的に構築するために、ワークフローという形式で連携・自動化できるマネージド型のオーケストレーション・サービスです。Lambda 関数などの AWS リソースを利用したワークフローの可視化や分散システムの管理も容易に実施することができます。AWS Step Functions には、マイクロサービス・アーキテクチャのワークフローを管理するためのいくつかの方法が用意されており、例えば、AWS Step Functions のコンソールでは、アプリケーションのワークフローを一連のイベント駆動ステップとして確認することができる GUI ツールとなっています。なお、Amazon Comprehend、AWS Amplify、及び、AWS Step Functions は、CLF-C02 で明示的に試験範囲として追加されたサービスです。
ちなみに...
なお、求められている解答は、AWS クラウド上でマイクロサービス・アーキテクチャのアプリケーションを開発する場合に採用するべきサービスではないものであることに注意しましょう。
問題掲載日:2024-08-19
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Information
What's New
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Reference Books
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