AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第21問 AWS CloudFormation を使用したデプロイ・サービス
事前に用意した AWS CloudFormation テンプレートを使用して、サード・パーティー製のアプリケーションを、AWS Well-Architected Framework のベスト・プラクティスに沿ってデプロイしたい場合に、採用するべきサービスを選択してください。
(問題ID:CLF201C021)
解答
正しい解答:A. AWS Launch Wizard
URL を直接入力して「解答・解説」画面を表示した場合、何を選択・解答したかを特定できないため、解答の正誤判定ができません。必要に応じて「同じ問題に再挑戦」ボタンをクリックして、この問題に再チャレンジしてみてください。
徹底解説
AWS CloudFormation テンプレートを使用して、サード・パーティー製(つまり、AWS 以外のベンダーから提供されたもの)のアプリケーションを、AWS Well-Architected Framework のベスト・プラクティスに沿って、デプロイしたい場合に、採用するべきサービスは、AWS Launch Wizard です。AWS Launch Wizard は、ウィザード形式の入力画面に従って、いくつかのパラメーターを入力して処理を実行することにより、ベスト・プラクティスに従ったアプリケーションを容易にデプロイすることができるサービスです。2019年に、Microsoft SQL Server のみを対象としてリリースされましたが、それに続き、SAP や Active Directory など、様々なテンプレートが提供されるようになっています。AWS Launch Wizard のデプロイ処理の実装方式としては、AWS リソースの展開に AWS CloudFormation が利用されています。この AWS CloudFormation は、システム開発者や管理者に向けた機能を提供するものであり、AWS リソースを使用したインフラ構成を JSON/YAML のコードとして記述するこによりテンプレート化して、プロビジョニングすることができるインフラ環境の自動展開・設定サービスです。
その他の選択肢は、 AWS CloudFormation テンプレートを使用して、サード・パーティー製のアプリケーションをデプロイするためのサービスではありません。AWS Configは、AWS 環境内のリソースの構成や設定を監視・管理するためのサービスです。AWS Config を使用すると、AWS のリソース構成や設定を継続的に記録して、モニタリングすることにより、あらかじめ定義した組織のルール、ポリシーやガイドラインに従った設定との整合性を評価することができます。
AWS CodeDeploy は、ビルドしたアプリケーションのデプロイを実施するマネージド型のサービスで、Amazon EC2、Amazon ECS、AWS Fargate、AWS Lambda やオンプレミス環境に構築されたサーバーなどの様々なコンピューティング・サービスへのデプロイを自動化することができますが、サード・パーティー製のアプリケーションをデプロイするものではありません。
Amazon Transcribe は自動音声認識(ASR:Automatic Speech Recognition)と呼ばれる深層学習(DL:Deep Learning)の技術により、迅速に高精度で音声情報をテキスト形式に変換して文字起こしを行うマネージド型のサービスです。テキスト変換の対象となる音声ファイルは、MP3、MP4、WAV、FLAC、AMR、OGG、WebM のように様々な形式に対応しています。しかしながら、アプリケーションをデプロイするためのサービスではありません。
参考までに、AWS Launch Wizard および Amazon Transcribe は、CLF-C02 で明示的に試験範囲として追加されたサービスです。上記の解説をよく読んで、サービスの定義や基本的な内容の理解を深めておくようにしましょう。
ちなみに...
AWS Launch Wizard の利点、仕組み、ユースケースやよくある質問は、AWS 社の下記のサイトのページを参照ください。
AWS Launch Wizard:
https://aws.amazon.com/jp/launchwizard/
問題掲載日:2024-06-21
Information
What's New
- 2025/8/27 問題ID: CLF301S021 AWSクラウッド移行のメリットに関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/8/24 問題ID: CLF301S023 Amazon Inspector による脆弱性診断の検査項目に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/8/23 問題ID: CLF203C078 非管理端末からの安全な業務アプリケーション接続に関する問題を追加しました。
- 2025/8/21 問題ID: CLF101C003 AWS のコンピューティング・サービスに関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/8/19 問題ID: CLF203C037 安価で簡易的なアプリケーションの実装に関する問題を加筆・修正しました。
Reference Books
図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]
![図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]](https://aws.keepitup.jp/images/Reference_Books_CL-02.jpg?202504201436)
これからIT業界に転職することを考えている方やエンジニア1年生の方などで、緑のテキストが少し難しく感じる人にお薦めの1冊です。AWSのしくみや技術をわかりやすく解説する図解本となっています。さらに、2025年4月21日に頁数を大幅に増やして、よりたくさんのサービスをフルカラーの図解で解説する第2版がリリースされました。これからの購入を検討されている方はこちらを確認ください。
一夜漬け AWS認定 クラウドプラクティショナー[C02対応] 直前対策テキスト
![一夜漬け AWS認定 クラウドプラクティショナー[C02対応] 直前対策テキスト](https://aws.keepitup.jp/images/Reference_Books_CL-04.jpg?202508171817)
必要最小限の内容を、効率よく学習できる構成となっており、忙しい社会人にもお薦め!模擬試験1回分付きで、試験直前の総仕上げにぴったりの1冊です。実は、本サイトの管理者も前版ですが直前対策に利用しました!