AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第9問 水平スケーリングのユースケース

 サーバーやインスタンスをスケーリングする際には垂直スケーリングおよび水平スケーリングの 2つの方式があります。次の中で水平スケーリングのユースケースを選択してください。

  1. 並列処理の強化のため、サーバーの空きソケットに CPU を増設した。
  2. 利用者数の増加に伴い、サーバーの台数を増加させた。 [正しい解答]
  3. オールインワン構成のサーバーを AP サーバーと DB サーバーに分離した。
  4. 高い処理能力が必要な計算をするため、高クロック数の CPU に変更した。

(問題ID:CLF201C009)

解答

正しい解答:B. 利用者数の増加に伴い、サーバーの台数を増加させた。

△ 判定不能

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徹底解説

 選択肢の中における水平スケーリングのユースケースは「利用者数の増加に伴い、サーバーの台数を増加させた」となります。水平スケーリングは、スケーリング対象のサーバー台数を増減することにより能力の増強・低減を実施することです。サーバー台数の増加による能力の向上をスケールアウト、サーバー台数の削減による能力の低下をスケールインといいます。比較的に規模の大きいシステムでは、水平スケーリングによって可用性の向上や負荷分散を実現することができるため、クラウド・サービスとの親和性が高いとされています。特に突発的にアクセスが増加することもあるWebサービスでは、そのサービスの継続性を保つための重要なスケーリング手法といえるでしょう。この水平スケーリングに対して、対象サーバーの性能調整を図ることにより能力の増強・低減をさせることを垂直スケーリングといいます。これらのスケーリングのイメージは下図の通りです。
 その他の選択肢の記載は、いずれも、水平スケーリングのユースケースではありません。並列処理の強化のためにサーバーの空きソケットに CPU を増設することや、高い処理能力が必要な計算をするために高クロック数の CPU に変更ことは、垂直スケーリングのユースケースとなります。また、オールインワンで構成していたサーバーを AP サーバーと DB サーバーに分離することは機能分割することであり、スケーリングすることではありません。



問題掲載日:2023-09-30


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