AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第20問 サーバーの台数調整を図るスケーリング方式
サーバーやインスタンスをスケーリングする際に、サーバーの台数を増減させることによって性能調整を図るスケーリング方式を選択してください。
(問題ID:CLF101C020)
解答
正しい解答:C. 水平スケーリング
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徹底解説
スケーリングとは、サーバーやインスタンス単体での性能の増減を図ったり、サーバーやインスタンスの数量を増減することによって、性能の増強・低減を図ることです。スケーリング方式の中で、スケーリング対象のサーバー台数を増減することによる能力の増強・低減を実施することを水平スケーリングといいます。このスケーリング方式は、高い可用性や負荷分散を実現したい場合に有効な手法です。水平スケーリングは、ひとつひとつのサーバーのスペックを増強するのではなく、サーバーやインスタンスの台数を増やして横に並べていくようなイメージを持つと覚えやすいか思います。下図では、スペースの都合上、サーバー/インスタンスを奥に並べていますが、水平に配置されていることをイメージしてください。この水平スケーリングに対して、対象サーバーの性能調整を図ることにより能力の増強・低減をさせることを垂直スケーリングといいます。アプリケーションが単一のサーバー上で動作しており、分散が困難な場合や、大量のデータを一括でバッチ処理したい場合などの性能調整に向いています。

その他の選択肢の中で挙げられている並行スケーリング、および、性能スケーリングという用語は性能の増強・低減を示すスケーリング方式として一般的には使われません。また、サーバーのスケーリングには2種類の方式がありますが、サーバー単体の性能(CPUやメモリーなど)を調整する方法である垂直スケーリングと、サーバーの台数を増減する方法である水平スケーリングの違いを正しく理解しておくことが重要です。
Step Up!
水平スケーリングにおいて、サーバー台数の増加による能力の向上をスケールアウト、サーバー台数の削減による能力の低下をスケールインといいます。これらの用語の意味も併せて理解しておきましょう。
問題掲載日:2024-02-21
Information
What's New
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