AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第3問 ネガティブプロンプトの概念
プロンプトエンジニアリングは、人工知能に対する指示を最適化するための技術です。この分野では、ネガティブプロンプトの役割や適切な使い方を理解することは重要なポイントのひとつです。次の選択肢のうち、ネガティブプロンプトを正しく説明しているものを選択してください。
(問題ID:AIF101C003)
解答
正しい解答:D. 期待する出力結果を得るために不要または望ましくない要素を除外する指示
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徹底解説
プロンプトエンジニアリングにおけるネガティブプロンプトの概念を正しく説明しているのは、「期待する出力結果を得るために不要または望ましくない要素を除外する指示」 です。プロンプトエンジニアリングは、人工知能(AI:Artificial Intelligence)から望ましい出力を得るために適切な入力(=プロンプト)を設計・調整して最適化する技術であり、AIシステムの能力を最大限に引き出すための総合的アプローチです。具体的には、明確で詳細な指示の作成、適切な文脈の提供、期待する出力形式の指示などが含まれます。また、試行錯誤を通じた継続的な改善や、一貫性のある結果を得るための調整、さらには制約条件や要件の適切な設定も重要な要素となります。この手法において、ネガティブプロンプトは、AIシステムに対して望ましい出力結果を得るために、生成から除外したい不要または望ましくない要素や特徴を指定する指示のことです。例えば、画像生成AIでは、「低画質」 や 「ぼやけている」 といった望ましくない特徴を示すことで、それらを避けた高品質な生成結果を得ることができます。ただし、完全な除外や制限を保証するものではありません。あくまでもAIの生成傾向を制御するための手法のひとつであり、出力に一定の方向性を持たせる補助的な手段として認識しておくとよいでしょう。
その他の選択肢は、ネガティブプロンプトの説明としては不適切です。「人工知能が生成した結果から望ましくない部分を検出して報告する機能」 は、生成後の処理に関する記述となっていますが、ネガティブプロンプトは生成の前段階で不要または望ましくない要素を除外するものであり、この記述は目的とタイミングが異なっています。また、「人工知能が不要または望ましくない結果の出力を促すような指示」 は、ネガティブプロンプトの本来の目的と真逆の内容となっています。ネガティブプロンプトは、こうした要素の生成を避けるために使われるものであり、「促す」という行為はそれに反するものです。「人工知能が生成した望ましくない出力結果を自動的に修正する機能」 も、生成後に出力を修正する処理のイメージに近く、プロンプトによる事前の制御とは異なります。ネガティブプロンプトは、不要な要素が生成されないようにあらかじめ除外を指示する入力のことであり、この選択肢の内容とは本質的に異なります。
問題掲載日:2025-09-22
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