AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第9問 リザーブドインスタンスの課金モデル
Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)のリサーブドインスタンスには、スタンダードとコンバーティブルの2種類あり、割引率と購入後の変更制限に違いがあります。コンバーティブルでは変更できるが、スタンダードでは変更できないものとして、誤っているものを選択してください。
(問題ID:CLF204C009)
解答
正しい解答:B. インスタンスサイズ(Linux)
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徹底解説
リザーブドインスタンスのコンバーティブルでは変更できますが、スタンダードでは変更できないものとして誤っているものは、インスタンスサイズ(Linux)です。リザーブドインスタンスは、一定期間使用することを前提に割引料金で事前購入するインスタンスですが、購入後にある程度構成を変更することができるコンバーティブルと基本的には変更できないスタンダードから選択することができます。ただし、スタンダードでも一部変更可能な構成があり、同じインスタンスファミリーでのインスタンスサイズ(Linuxのみ) の変更は可能となっていますので、注意が必要です。
その他の選択肢であるプラットフォーム、テナンシー、及び、インスタンスファミリーは、コンバーティブルでは変更できますが、スタンダードでは変更できません。Amazon EC2 におけるプラットフォームとは、インスタンスの OS(Operating System)、エディションやライセンスモデルのことを指します。テナンシーとは、インスタンス作成の際に選択する物理ホストの専有オプションで、共有ハードウェアインスタンス、ハードウェア専有インスタンス(Dedicated Instance)、専有ホスト(Dedicated Hosts)があります。また、インスタンスファミリーは、インスタンスタイプを用途別に分類したもので、汎用、コンピューティング最適化、メモリー最適化、ストレージ最適化等に分類されています。

ココがポイント
リザーブドインスタンスのスタンダードでは、上記の通り、購入後の変更制限がありますが、下記の 3点の構成は変更可能であることを押さえておきましょう。
- インスタンス配置先のアベイラビリティゾーン(AZ)または適用範囲
- インスタンスサイズ(Linux のみ)
- ネットワークタイプ (EC2-Classic または VPC)
問題掲載日:2023-09-18
Information
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