AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第3問 複数 AWS アカウントの一括請求処理

 あなたの所属する組織では、複数の AWS アカウントを利用しています。業務を効率化するため、一括請求処理を実施するためのサービスを選択してください。

  1. AWS Cost Explorer
  2. AWS Organizations [正しい解答]
  3. AWS Budgets
  4. AWS Billing Conductor

(問題ID:CLF204C003)

解答

正しい解答:B. AWS Organizations

△ 判定不能

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徹底解説

 複数の AWS アカウントの一括請求処理を実施することによって業務を効率化することができるサービスは AWS Organizations です。AWS Organizations は、複数の AWS アカウント、または AISPL(Amazon Internet Services Private Limited)を統合して、一元的に管理するためのアカウント管理サービスです。ひとつひとつの AWS アカウント、または AISPL アカウントを個別に管理する手間を省いて、管理工数を削減することができます。例えば、Consolidated Billing(一括請求)機能を使用して、複数の AWS アカウント、または AISPL アカウントの請求と支払いを統合することができます。AWS Billing Conductor は、アカウントを複数のグループに分類して、請求額の配分やレポーティングすることができるカスタム請求サービスです。これは AWS Organizations 管理下の環境でアカウントの請求書の見え方をカスタマイズするものであり、複数の AWS アカウントの請求処理を一括で実施することは AWS Organizations の機能です。下図のイメージを参照してください。
 その他の選択肢の AWS Cost Explorer 及び AWS Budgets も、複数の AWS アカウントの請求処理を一括で実施するサービスではありません。AWS Cost Explorer は、コストと使用状況の時系列的な変化を表示および分析するために使用できるツールです。当月の利用料金状況の確認や将来コストの予測計算や予算グラフを作成することができます。実際の支払額というよりは、現状や今後の利用料金の可視化に利用するものです。また、AWS Budgets は、カスタム予算を設定して、コストまたは使用量が予算の閾値を越えたとき(あるいは越えると予想されたとき)にアラートを発信するサービスです。なお、AWS Cost Explorer 及び AWS Billing Conductor は、CLF-C02 で明示的に試験範囲として追加されたサービスです。


ちなみに...
 AISPL とは、インドで AWS サービスの販売者として機能する現地法人です。アカウント作成プロセスの中でインドの住所を入力した場合、代わりに AISPL アカウントを作成するように自動的にリダイレクトされます。

問題掲載日:2023-09-18


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