AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第71問 Amazon S3 の概要説明（２）
Amazon S3（Simple Storage Service）に関する説明の中で、誤って記載されたものを選択してください。
（問題ID：CLF203C071）
解答
正しい解答：Ｄ. Auto Scaling による自動拡張が実施される。
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徹底解説
Amazon S3（Simple Storage Service）に関する説明の中で、誤って記載された選択肢は 「Auto Scaling による自動拡張が実施される」 となります。Amazon S3 は、利用可能な容量が実質的に無制限で 99.999999999%（イレブンナイン）の耐久性を持つマネージド型のオブジェクト・ストレージ・サービスです。静的コンテンツ（HTML／CSS・動画・画像ファイル）やログファイル、バックアップデータ等の保存・管理に最適なサービスとなっています。Amazon S3 のストレージ・サービスを使用して大容量のデータを取り扱いたい場合、Auto Scaling 機能を使用した自動拡張をするものではありません。Amazon S3 は、マネージド型サービスとして容量制限なしに利用することができます。AWS Auto Scaling は Amazon EC2（Elastic Compute Cloud）インスタンスをスケーリングするために使用するものですので、混同しないように注意しましょう。Amazon EC2 は、コンピューティング・キャパシティ（インスタンスと呼ばれる仮想サーバー）を提供する AWS を代表するアンマネージド型のサービスのひとつです。
その他の選択肢は、Amazon S3 の説明を正しく記載しているため、解答しては不正解となります。Amazon S3 では、ファイルはオブジェクトとして保存されており、オブジェクト（ファイル）にアクセスするために、オブジェクト毎に固有の URL が付与されます。そのため、Web ブラウザを使用して、Amazon S3 に配置した各オブジェクトにアクセスすることができます。接続先の指定は仮想ホスト形式の URL とパス形式の URL の両方共に使用することが可能です。Amazon S3 は、可用性の高さを優先するため、データ更新・削除には結果整合性モデルを採用しています。そのため、オブジェクトに対する同時書込みが発生した場合はタイムスタンプ処理を実施しています。また、Amazon S3 は、バケットや個々のオブジェクトへのアクセス権限をオブジェクト・アクセス・コントロール・リスト（ACL）により設定することができます。また、求められている解答が、Amazon S3 の説明として誤っているものを選択することに注意してください。
ちなみに...
Amazon S3 のアクセス権は、IAM ポリシー（Amazon S3 の利用可否）、バケットポリシー（パケットに対する権限）、オブジェクト ACL（オブジェクトに対する権限）により設定することができます。さらに、直接インターネット公開する場合は、ブロック・パブリック・アクセスを無効化することにより可能となります。
問題掲載日：2024-12-15
Information
What's New
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