AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第35問 Amazon Aurora の特徴
AWS が提供するデータベース・サービスである Amazon Aurora のレプリカの特徴として誤っているものを選択してください。
(問題ID:CLF203C035)
解答
正しい解答:D. リードレプリカは最大 5個まで作成することができる。
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徹底解説
AWS が提供するデータベース・サービスである Amazon Aurora のレプリカの特徴として誤っている選択肢は「リードレプリカは最大 5個まで作成することができる」です。Amazon Aurora は、AWS がクラウド向けに再設計した、MySQL 及び PostgreSQL と互換性のあるマネージド型のリレーショナル・データベース・サービスです。また、問題文に記載されているリードレプリカとは、Aurora レプリカとも呼ばれるものであり、読み書き可能なデータベースをコピーして作成した参照専用のデータベースを意味します。Amazon Aurora は、レプリカを最大で 15個まで作成・利用することができるため、この選択肢の記載内容は誤りとなります。Amazon RDS ではリードレプリカの最大数が 5個まであるため、混同しないように注意しましょう。Amazon RDS(Relational Database Service)は、リレーショナル・データベース環境を提供するマネージド型サービスのひとつです。Amazon Aurora のレプリカの違いのイメージを下図に示します。
その他の選択肢は、 Amazon Aurora のレプリカの特徴を正しく記載しています。プライマリのインスタンスに障害が発生すると、Amazon Aurora のリードレプリカをプライマリに昇格し、フェイルオーバーすることができます。Amazon RDS のリードレプリカは性能向上を目的として配置するものであり、可用性を向上させるには 「マルチ AZ 配置」 オプションを使用して、マスターとは異なるアベイラビリティーゾーン(AZ)にスレーブのインスタンスを配置します。Amazon Aurora のレプリカは、複数の AZ にまたがって展開することができます。なお、Amazon RDS のリードレプリカも、複数の AZ にまたがって配置することが可能です。また、クラスターキャッシュ機能を有効にすると、リードレプリカにキャッシュ情報を同期できるため、プライマリ・インスタンスのキャッシュをリードレプリカと共有することができます。これにより、フェイルオーバー時のパフォーマンスの影響を最低限に抑えることができます。

ココがポイント
求められている解答が、Amazon Aurora のリードレプリカの特徴として誤っている内容であることに注意しましょう。また、Amazon Aurora のアーキテクチャについては、下記の資料を参考にしてください。
Amazon Aurora DB クラスター:
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonRDS/latest/AuroraUserGuide/aurora-ug.pdf
Amazon Aurora アーキテクチャ概要:
https://pages.awscloud.com/rs/112-TZM-766/images/01_Amazon Aurora アーキテクチャ概要.pdf
問題掲載日:2023-12-02
Information
What's New
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Reference Books
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