AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第34問 クラウドとオンプレミスのハイブリッド構成のメリット
現状のオンプレミスだけのシステム構成から、オンプレミス環境と AWS 環境のハイブリッドなデプロイモデルとするシステム構成に移行することを検討しています。ハイブリッド環境を運用する場合のメリットとして誤っている項目を選択してください。
(問題ID:CLF203C034)
解答
正しい解答:C. 既存のインフラ環境を継続利用することによりシンプルな運用管理を実現することができる。
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徹底解説
ハイブリッド構成では、オンプレミス環境とクラウド環境のそれぞれの環境に対する運用管理が必要となります。現状のオンプレミスだけのシステム構成から、AWS 環境の追加に合わせて、統合された運用管理が必要となり、オンプレミス環境だけのシステム運用と比べると複雑な対応が必要となります。これはハイブリット環境に移行して運用するメリットとは言えません。そのため、選択肢の中で「既存のインフラ環境を継続利用することによりシンプルな運用管理を実現することができる」ことが誤りであるため、正解となります。
その他の選択肢には、AWS クラウドのメリットを追加的に享受できることが示されており、正しい内容であるといえます。「機密情報はオンプレミス環境で管理して災害対策はクラウド環境で実装する」といったように、役割分担を明確化することにより、各々のメリットを活かしたトータルコスト削減の選択肢は広がります。コスト最適化は、必ずしもコスト最小化ではないことに注意しましょう。また、オンプレミス環境からクラウド環境に完全移行するためには、検討・準備することが多岐にわたるため、相当程度の時間がかかることが推測されます。ハイブリット環境とすることにより、より早いタイミングで AWS 環境のメリットを享受することができます。オンプレミスだけの環境とは異なり、ハイブリット環境では、テスト・検証環境等の一時的に利用できればよいリソースを、クラウドのメリットを活かしてより手軽に準備(及び廃棄)することができるようになります。
ココがポイント
ハイブリット環境の比較対象として、既存環境(オンプレミスのみ)と完全なクラウド移行の2パターンあることに注意しましょう。求められている解答が、ハイブリット環境を運用する場合のメリットとして
問題掲載日:2023-11-29
Information
What's New
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- 2025/5/23 問題ID: CLF301S013 Amazon マシンイメージの特徴に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/20 問題ID: CLF202C048 AWS リソース構成のアクセスに対するモニタリングに関する問題を加筆・修正しました。
Reference Books
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