AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第17問 NATゲートウェイの目的と設置場所
NATゲートウェイの目的と設置場所について、正しい組み合わせの記述がされているものを選択してください。
(問題ID:CLF203C017)
解答
正しい解答:D. プライベート・サブネットからインターネットにアクセスすることを目的として、パブリック・サブネットに設置する。
URL を直接入力して「解答・解説」画面を表示した場合、何を選択・解答したかを特定できないため、解答の正誤判定ができません。必要に応じて「同じ問題に再挑戦」ボタンをクリックして、この問題に再チャレンジしてみてください。
徹底解説
パブリック・サブネットからインターネットにアクセスすることは可能ですが、デフォルトでは、プライベート・サブネットからインターネットにはアクセスすることができません。これに対して、NATゲートウェイを使用することにより、プライベート・サブネットからインターネットにアクセスすることが可能となります。NATゲートウェイはネットワーク・アドレス変換サービスであり、外部通信するための仕組みを提供します。具体的には、下図の通り、NATゲートウェイをパブリック・サブネットに設置して、プライベート・サブネットのルートテーブルにNATゲートウェイへのルートを設定します。NATゲートウェイは、プライベート・サブネットからパブリック・サブネットに送信する通信をアドレス変換して(プライベートIPアドレスの送信元アドレスをパブリックIPアドレスに変換)インターネット・ゲートウェイに渡すことができるため、プライベート・サブネットからパブリック・サブネット上のNATゲートウェイを経由してインターネットにアクセスすることができるようになります。NATゲートウェイの目的と設置場所は、文字だけでは理解しにくいので、下図をイメージして覚えるようにしておきましょう。
ユースケースとしては、インターネットへの接続は必要ではありますが、インターネットからのアクセスを制限するセキュリティ対策が求められる場合があります。この対策のひとつとして、NATゲートウェイを使用した仕組みとすることにより、外部からの不正アクセスを防ぎつつ、内部のインターネット利用を安全に行うことができます。

Keep it up!
インターネットに接続するための仕組みであるインターネット・ゲートウェイ(IGW)や NAT ゲートウェイはとても重要な構成要素のひとつです。なお、サブネットに対して IGW へのルートを設定することで、インターネットとの接続が可能となりますが、このようなサブネットのことをパブリック・サブネットと呼んでいます。
問題掲載日:2023-09-30
Information
What's New
- 2025/5/18 問題ID: CLF202C023 認証情報の安全な運用に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/17 問題ID: CLF301S019 AWS CLI の初期設定時の必要情報に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/16 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を追加しました。
- 2025/5/9 問題ID: CLF201C025 AWS の規模の経済性に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/7 問題ID: CLF204C024 特定の利用者が使用したサービスのコスト情報の取得に関する問題を追加しました。
Reference Books
図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]
![図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]](https://aws.keepitup.jp/images/Reference_Books_CL-02.jpg?202504201436)
これからIT業界に転職することを考えている方やエンジニア1年生の方などで、緑のテキストが少し難しく感じる人にお薦めの1冊です。AWSのしくみや技術をわかりやすく解説する図解本となっています。さらに、2025年4月21日に頁数を大幅に増やして、よりたくさんのサービスをフルカラーの図解で解説する第2版がリリースされました。これからの購入を検討されている方はこちらを確認ください。
AWS 認定クラウドプラクティショナー 資格試験テキスト(改訂第3版)

AWS クラウドプラクティショナーのテキストとして、必ず紹介されるような定番の参考書です。本書でひと通り学習した後に、当サイトで問題演習をすることにより効果的に知識の定着を図ることができます。