AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第26問 データ保存に関する AWS のセキュリティ上の特徴
AWS上にシステムを構築して必要なデータを保存する場合、AWS のセキュリティ上の観点における特徴を示すものを選択してください。
（問題ID：CLF202C026）
解答
正しい解答：Ａ. 利用者が保存データのセキュリティ対策を制御する。
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徹底解説
AWS上にデータを保存する場合のセキュリティ上の特徴は、「利用者が保存データのセキュリティ対策を制御する」ことです。責任共有モデルに関する応用問題ではありますが、「AWS にデータを保存することはできない」の選択肢は、裏読みをされる方を除いて、まず消去される方が多いのではないでしょうか。そのため、実質的には3択問題となっており、正解しておきたい問題です。AWSクラウドでは、作成したファイルやアプリケーションで使用しているデータは全て利用者側で完全に制御することができます。そして、責任共有モデルにおいては、提供者である AWS 側には利用者のデータにアクセスする権限はなく、責任もありません。なお、特に言及がされていない場合は、IaaS の利用を想定した責任範囲を解答すればよいと考えて頂いて問題ありません。IaaS とは Infrastructure as a Service の略で、仮想サーバーやネットワーク等のインフラストラクチャをインターネット経由で提供するサービスを指します。IaaS は、AWS では Amazon EC2（Elastic Compute Cloud）が該当します。
「利用者が保存データのセキュリティ対策を制御する」の表現としては、日本語として少し違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、利用者がデータのセキュリティに責任を持つことを示したものであると読み取ってください。責任共有モデルをテーマとした出題であることを捉えて、最も正しい解答を選択するようにしましょう。なお、AWS の担当者の手動であるか、自動であるかに関わらず、IaaS において、AWS 側がデータ保護に責任を持つことはありません。
ちなみに...
AWS 責任共有モデルは、AWS が提供するクラウド・サービスにおいて、AWS が責任を持つ範囲と利用者が責任を持つ範囲を明確に分ける考え方です。AWS の責任範囲の考え方をしっかり押さえておきましょう！
問題掲載日：2023-10-27
Information
What's New
- 2025/5/20 問題ID: CLF202C048 AWS リソース構成のアクセスに対するモニタリングに関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/18 問題ID: CLF202C023 認証情報の安全な運用に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/17 問題ID: CLF301S019 AWS CLI の初期設定時の必要情報に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/16 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を追加しました。
- 2025/5/9 問題ID: CLF201C025 AWS の規模の経済性に関する問題を加筆・修正しました。
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