AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第57問 クラウドの経済性を活かしたストレージ連携

 ある企業は、オンプレミスのデータセンターでストレージを運用しています。ストレージ容量の増加に伴うハードウェアの購入・保守などの固定費を削減して、必要な容量を柔軟に利用できる、費用対効果の高いAWSサービスを導入したいと考えています。また、オンプレミス環境のデータをAWS側にバックアップできる必要があります。この要件を満たす、最も適切なAWSサービスを選択してください。

  1. Amazon S3 Glacier
  2. Amazon EFS
  3. AWS Storage Gateway [正しい解答]
  4. AWS Backup

(問題ID:CLF201C057)

解答

正しい解答:C. AWS Storage Gateway

 URL を直接入力して「解答・解説」画面を表示した場合、何を選択・解答したかを特定できないため、解答の正誤判定ができません。必要に応じて「同じ問題に再挑戦」ボタンをクリックして、この問題に再チャレンジしてみてください。

徹底解説

 ストレージ容量の増加に伴うハードウェアの購入・保守などの固定費を削減して、必要な容量を柔軟に利用できる、また、オンプレミス環境のデータをAWS側にバックアップできるサービスは、AWS Storage Gateway です。AWS Storage Gateway は、オンプレミス環境上に構築したソフトウェアアプライアンスをクラウドストレージと接続して、利用者のオンプレミス環境とAWS環境上のストレージをシームレスに統合するサービスです。これにより、AWSクラウド上のストレージにデータをセキュアに保存して、スケーラブルで費用効率の高いストレージを利用することができます。オンプレミスのストレージを大規模に増設する場合と比較して、利用した分に応じてAWSのストレージを利用できるため、要件に応じた費用対効果の高いストレージ環境を構築できます。加えて、AWS Storage Gateway は、バックアップ、災害復旧、データ移行などの用途にも利用できるため、本ユースケースの要件に対するソリューションとして最適となります。

 その他の選択肢は、今回の要件に対する最適なソリューションではありません。Amazon S3 Glacier は、長期バックアップやアーカイブを行うことを目的とした低コストのマネージド型ストレージサービスです。低コストでデータを保管できますが、オンプレミス環境とAWSのストレージを接続するためのサービスではなく、今回の要件には適していません。なお、Amazon S3 Glacier は、Amazon S3 よりも低価格ですが、アーカイブしたデータ取得には時間がかかるサービスです。glacier とは、氷河という意味で、融かすのに時間がかかるイメージです。
 Amazon EFS(Elastic File System)は、Amazon EC2 インスタンスからマウントできるNFS(Network File System)サーバーを提供するマネージド型のファイルストレージサービスです。ファイルの増減に応じて容量を自動的に拡張・縮小できますが、今回のようにオンプレミス環境のストレージとクラウドストレージを接続して、バックアップなどに利用する目的では、上記に示す機能を備えた AWS Storage Gateway の方が適しています。なお、Amazon EFS 自体のバックアップには AWS Backup を利用できます。
 AWS Backup は、様々なAWSサービスやリソースのバックアップを容易に自動化して、一元化することができるマネージド型のバックアップサービスです。専用のコンソールやAPIを使用して、バックアップ全般の管理やアクティビティの監視も行うことができます。オンプレミスのVMware仮想マシンのバックアップにも対応していますが、オンプレミスのストレージとAWSのクラウドストレージを接続して利用するサービスではありません。

ココがポイント
 AWS Storage Gateway は、オンプレミス環境とAWSのストレージを橋渡しするサービスであり、今回の構成では、保存先としては、Amazon S3 を利用します。重要なことはどのストレージに保存するかだけでなく、オンプレミスからAWSのストレージへ接続・連携するという橋渡しの機能要件です。これにより、オンプレミス側で大容量のハードウェアを追加・保守する負担を抑えて、必要な容量を柔軟に利用でき、費用対効果の高いストレージ環境を実現できます。

問題掲載日:2026-08-11


Information

What's New

  • 2026/8/13 問題ID: CLF302S007 AWS Snowball Edge が提供する機能に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2026/8/12 問題ID: CLF201C017 AWSのベストプラクティスに沿ったアーキテクチャレビューに関する問題を加筆・修正しました。
  • 2026/8/11 問題ID: CLF201C057 クラウドの経済性を活かしたストレージ連携に関する問題を追加しました。
  • 2026/8/10 問題ID: CLF201C026 データ変換を伴うデータ移行サービスに関する問題を加筆・修正しました。
  • 2026/8/9 問題ID: CLF202C073 Amazon S3 の組織内利用時のセキュリティ設定に関する問題を追加しました。

Reference Books

一夜漬け AWS認定 クラウドプラクティショナー[C02対応] 直前対策テキスト

一夜漬け AWS認定 クラウドプラクティショナー[C02対応] 直前対策テキスト
 必要最小限の内容を、効率よく学習できる構成となっており、忙しい社会人にもお薦め!模擬試験1回分付きで、試験直前の総仕上げにぴったりの1冊です。実は、本サイトの管理者も前版ですが直前対策に利用しました!

図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]

図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]
 これからIT業界に転職することを考えている方やエンジニア1年生の方などで、緑のテキストが少し難しく感じる人にお薦めの1冊です。AWSのしくみや技術をわかりやすく解説する図解本となっています。さらに、2025年4月21日に頁数を大幅に増やして、よりたくさんのサービスをフルカラーの図解で解説する第2版がリリースされました。これからの購入を検討されている方はこちらを確認ください。