AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第35問 パブリック・クラウドのメリット(2)

 あなたは新規システムをオンプレミス上に構築するか、クラウド上に構築するかを検討しています。パブリック・クラウドを利用してシステムを構築した場合の一般的なメリットとしては誤って記述されているものを選択してください。

  1. オンデマンドにサービスを利用するため、不要なコストを削減することができる。
  2. セキュリティ対応はクラウド事業者の役割であり、利用者はその対応にかかる負担から解放される。 [正しい解答]
  3. オンプレミスよりも迅速かつ柔軟に必要なリソースの手配が可能である。
  4. クラウド事業者に物理基盤の保守対応を委任することができる。

(問題ID:CLF201C035)

解答

正しい解答:B. セキュリティ対応はクラウド事業者の役割であり、利用者はその対応にかかる負担から解放される。

△ 判定不能

 URL を直接入力して「解答・解説」画面を表示した場合、何を選択・解答したかを特定できないため、解答の正誤判定ができません。必要に応じて「同じ問題に再挑戦」ボタンをクリックして、この問題に再チャレンジしてみてください。

徹底解説

 パブリック・クラウドを利用してシステムを構築した場合の一般的なメリットとしては誤って記述されているものは、「セキュリティ対応はクラウド事業者の役割であり、利用者はその対応にかかる負担から解放される」となります。クラウドサービスの代表的なメリットのひとつは、サーバーやネットワーク、ストレージといったリソースをオンデマンドで迅速かつ柔軟に利用することができることです。また、クラウドサービスでは、物理インフラの調達・構築・運用を事業者に委任することができるため、利用者は物理的な機器のセキュリティや保守を心配する必要はありません。しかしながら、セキュリティに関する対応をすべてクラウド事業者が担うわけでは無いことに注意する必要があります。OS やアプリケーションの権限設定等、利用者が担うべきセキュリティ事項もあり、AWS では、責任共有モデルとして役割分担を整理しています。
 その他の選択肢は、パブリック・クラウドを利用してシステムを構築した場合の一般的なメリットを記述しています。オンプレミスよりも迅速かつ柔軟に必要なリソースの手配が可能であることや、クラウド事業者に物理基盤の保守対応を委任することができることは上述した通りです。また、クラウドを利用することにより、コストは必ず安くなるわけではありませんが、重量課金のサービスを利用することにより、必要なだけ利用してコスト負担することができるようになります。そのため、「不要なコストを削減することができる」ことはクラウドのメリットのひとつといえます。


ココがポイント
 求められている解答が、パブリッククラウドを利用してシステムを構築した場合の一般的なメリットとしては誤って記述されていることであることに注意しましょう。

問題掲載日:2024-05-19

Information

What's New

  • 2025/5/28 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/28 問題ID: CLF101C041 AWS Service Catalog の概要説明に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/25 問題ID: CLF101C041 AWS WAF で対応できるセキュリティ脅威に関する問題を追加しました。
  • 2025/5/23 問題ID: CLF301S013 Amazon マシンイメージの特徴に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/5/20 問題ID: CLF202C048 AWS リソース構成のアクセスに対するモニタリングに関する問題を加筆・修正しました。

Reference Books

AWS 認定クラウドプラクティショナー 資格試験テキスト(改訂第3版)

AWS 認定クラウドプラクティショナー 資格試験テキスト(改訂第3版)
 AWS クラウドプラクティショナーのテキストとして、必ず紹介されるような定番の参考書です。本書でひと通り学習した後に、当サイトで問題演習をすることにより効果的に知識の定着を図ることができます。

図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]

図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]
 これからIT業界に転職することを考えている方やエンジニア1年生の方などで、緑のテキストが少し難しく感じる人にお薦めの1冊です。AWSのしくみや技術をわかりやすく解説する図解本となっています。さらに、2025年4月21日に頁数を大幅に増やして、よりたくさんのサービスをフルカラーの図解で解説する第2版がリリースされました。これからの購入を検討されている方はこちらを確認ください。