AWS認定資格 無料問題集

解答

正しい解答：Ｂ. AWS Snowball Edge

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徹底解説

　オンプレミス環境のシステムからLambda関数によるデータ変換を伴ってテラバイト規模のデータをAWSクラウドへ移行する場合に最も適したサービスは AWS Snowball Edge です。AWS Snowball Edge は、セキュアなアプライアンスを使用して、AWSクラウドにペタバイト規模の大容量のデータを転送する AWS Snowball にコンピューティング機能が追加されたサービスです。AWS Snowball Edge 1 台あたり最大100TB（実効容量 80TB）まで取り扱うことができる専用アプライアンスを使用してデータを移行します。そのため、これを複数台利用することにより、ペタバイト規模のデータを移行することも可能です。さらに、AWS Snowball Edge にはコンピューティング機能が搭載されており、データの書き込み時にPythonで記述した AWS Lambda 関数を実行して、リアルタイムにデータ変換や前処理を行うことができます。これによって、クラウド環境に転送する前にデータを整形・加工する処理をローカル環境で効率的に実施することができる点も AWS Snowball Edge の特徴のひとつです。

　その他の選択肢の AWS Snowball および AWS Snowmobile も大容量のデータを転送するためのサービスではありますが、移行時に Lambda 関数を利用したデータ変換を実施することができるサービスではなく、さらに、どちらも既にサービス終了しているため利用することができません。セキュアなアプライアンスを使用して、AWSクラウドにペタバイト規模の大容量データを転送することができる移行サービスの AWS Snowball は 2020年4月6日までで受付終了となり、AWS Snowball Edge が後継サービスとして継続的に提供されています。1台あたり100PBまで取り扱うことができるセミトレーラー型のトラックを使用して、エクサバイト規模の超大容量データをAWSクラウドに移行するために使用できるデータ転送サービスであった AWS Snowmobile も、少なくとも2024年4月23日時点において、AWSの広報がサービス終了を認めたことが確認されています。また、AWS Snowmobile と似ていますが、AWS Snowball Mobile というサービスは存在しません。参考までに、AWS Snow ファミリーは、CLF-C02 で明示的に試験範囲として追加されたサービスです。上記の解説をよく読んで、サービスの定義や基本的な内容の理解を深めておくようにしましょう。

Step Up！
　AWS Snowball Edge のデバイスには、用途に応じて選択できる2種類のオプションがありますが、どちらもコンピューティング機能を備えています。Storage Optimized は大容量データの保存と転送に適しており、Compute Optimized は仮想マシンやコンテナの実行など、高度な処理に対応しています。上記の解説本文に記載の容量は、Storage Optimized を前提として記載しています。

• Snowball Edge Storage Optimized ：100TB（実効容量 80TB）
• Snowball Edge Compute Optimized ：42TB（実効容量 39.5TB）