AWS認定資格 無料問題集

解答

正しい解答：Ｃ. サステナビリティの実現

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徹底解説

　AWS Well-Architected Framework のセキュリティに関する7つの設計原則として誤っているものは、「サステナビリティの実現」です。「サステナビリティ」とは持続可能性を意味しており、AWS Well-Architected Framework のセキュリティとは別の設計原則（柱）として定義されています。セキュリティに関する7つの設計原則にある「トレーサビリティの実現」と勘違いしないように気をつけましょう。AWS Well-Architected Framework では、「トレーサビリティの実現」は「環境に対して、リアルタイムでモニタリング、アラート、監査のアクションと変更を行います。ログとメトリクスの収集をシステムに統合して、自動的に調査しアクションを実行します。」と記載されています。その他の選択肢は、セキュリティに関する7つの設計原則を示しています。下に記載するセキュリティに関する設計原則は押さえておきましょう。
　その他の選択肢は、AWS Well-Architected Framework のセキュリティに関する7つの設計原則のひとつとして、定義されています。「セキュリティイベントに備えること」は、「組織の要件に合わせたインシデント管理および調査のポリシーとプロセスを導入し、インシデントに備えます。インシデント対応シミュレーションを実行し、ツールとオートメーションにより、検出、調査、復旧のスピードを上げます。」と記載されています。「伝送中および保管中のデータの保護」は、「データを機密性レベルに分類し、暗号化、トークン分割、アクセスコントロールなどのメカニズムを適宜使用します。」と記載されています。また、「セキュリティのベストプラクティスの自動化」は、「自動化されたソフトウェアベースのセキュリティメカニズムにより、安全でより高速かつ費用対効果の高いスケーリングが可能になります。バージョン管理されているテンプレートにおいてコードとして定義および管理されるコントロールを実装するなど、セキュアなアーキテクチャを作成します。」と記載されています。

ちなみに...
　AWS Well-Architected フレームワークのセキュリティに関する設計原則は、下記の Webページに整理されています。

AWS Well-Architected フレームワークにおけるセキュリティに関する設計原則：
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/wellarchitected/latest/framework/wellarchitected-framework.pdf

• 強力なアイデンティティ基盤の実装
• トレーサビリティの実現
• 全レイヤーへのセキュリティの適用
• セキュリティのベストプラクティスの自動化
• 伝送中および保管中のデータの保護
• 人手によるデータ管理の排除
• セキュリティイベントに対する備え