AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第17問 AWSのベストプラクティスに沿ったアーキテクチャレビュー

 あなたの会社は、オンプレミス環境からAWSクラウドに主要なシステムを移行しました。移行後のワークロードについて、AWSのベストプラクティスに沿ってアーキテクチャを評価して、改善すべき点を特定したいと考えています。この目的に最も適したAWSのツールを選択してください。

  1. AWS Trusted Advisor
  2. AWS Migration Hub
  3. AWS Well-Architected Tool [正しい解答]
  4. AWS Black Belt

(問題ID:CLF201C017)

解答

正しい解答:C. AWS Well-Architected Tool

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徹底解説

 移行後のワークロードについて、AWSのベストプラクティスに沿ってアーキテクチャを評価して、改善すべき点を特定したい場合に最も適したAWSのツールは、AWS Well-Architected Tool です。AWS Well-Architected Tool を利用すると、最新のAWSアーキテクチャのベストプラクティスと比較・評価して、現状の構成設計に対する改善点をレポーティングすることができるため、より良い構成設計とする手助けとなります。AWSのサービスを構成するリソースと、それらの設計が Well-Architected Framework の6つの柱を満たしていることは非常に重要です。しかしながら、AWSに関する知見や経験が豊富なエンジニアを常に自社で確保できるとは限らず、設計原則を理解していても、それを現実のシステム構成に十分に反映できないこともあるでしょう。こうした課題を補って、設計原則の実践を支援するために、AWS Well-Architected Tool や AWS Trusted Advisor などのサービスやツールが提供されています。そして、これらの中でも、アーキテクチャをAWSのベストプラクティスに沿ってレビューする目的では、AWS Well-Architected Tool が最も適しています。利用者が6つの柱に関する質問事項に回答した結果を評価して、リスクや改善項目が提示される形式となっています。これにより、実装可能な、安全で高いパフォーマンスや障害耐性を備えた最適なシステム構成を効率的に設計して、AWSのリソースを効果的に構成することができるようになります。

 AWS Trusted Advisor は、利用者のサービス使用状況をモニタリングして、コスト、セキュリティ、パフォーマンスなどのベスト・プラクティスに従った推奨事項や改善提案を提供するオンラインツールです。本問題のように最適なシステム設計をするために参照するべきリソースを問われている場合、AWS Well-Architected Tool のほうがより良い回答となります。一方で、実装されている構成自体を確認して、コスト、セキュリティ、パフォーマンス、耐障害性などについて改善すべき点を確認したい場合は、AWS Trusted Advisor が適しています。システム設計のレビューと改善が求められているのか、AWS環境の利用状況を検査して推奨事項を確認したいのかによって、必要となるツールは異なります。
 その他の選択肢も、本問題のユースケースの目的に最も適したツールではありません。AWS Migration Hub は、AWSクラウド環境に対する移行作業の進捗状況を一元管理するための移行管理サービスです。オンプレミスなどからAWSへの移行状況を追跡するためのサービスであり、移行後のアーキテクチャを AWS Well-Architected Framework に沿ってレビューするためのツールではありません。また、ブラックベルト(AWS Black Belt Online Seminar)は、無料で提供されているオンラインセミナー(ライブ配信や動画コンテンツ)や関連する情報・資料のことです。特定サービスの理解を深めたいときや、初学者がAWSの全体像を掴むには有用なリソースですが、本問題の最適な回答ではありません。アーキテクチャ設計原則に準拠した最適なシステム構成を設計する際には、設計レビューや構成改善提案などの実務的な支援が得られる Well-Architected Tool のほうが有用です。
 参考までに、AWS Migration Hub は、CLF-C02で明示的に試験範囲として追加されたサービスです。これ自体を問う問題として出題されても解答できるように、上記の解説をよく読んで、サービスの定義や基本的な内容の理解を深めておくようにしましょう。

問題掲載日:2023-09-18


Information

What's New

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  • 2026/8/12 問題ID: CLF201C017 AWSのベストプラクティスに沿ったアーキテクチャレビューに関する問題を加筆・修正しました。
  • 2026/8/11 問題ID: CLF201C057 クラウドの経済性を活かしたストレージ連携に関する問題を追加しました。
  • 2026/8/10 問題ID: CLF201C026 データ変換を伴うデータ移行サービスに関する問題を加筆・修正しました。
  • 2026/8/9 問題ID: CLF202C073 Amazon S3 の組織内利用時のセキュリティ設定に関する問題を追加しました。

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