AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第16問 Amzon EC2 の経済性

 日中と夜間のそれぞれの時間帯において、処理量に大きな差のあるアプリケーションを使用する場合、実行基盤としてオンプレミスの仮想システムを採用するよりも、Amazon EC2 を利用するほうが経済的である理由を選択してください。

  1. Amazon EC2 では、ピーク時間帯のコンピューティングワークロードを処理するために必要なインスタンスを実行することができる。
  2. オンプレミス型のシステムは、キャッシュアウトされるコストだけではなく、計画・構築・運用にかかる人的な負担も高い。
  3. 責任共有モデルに従って、ハードウェアやインフラストラクチャ基盤の保守はサービス提供者の責任として実施される。
  4. Amazon EC2 のインスタンスは、必要に応じて起動したり、削除したりすることができる。 [正しい解答]

(問題ID:CLF201C016)

解答

正しい解答:D. Amazon EC2 のインスタンスは、必要に応じて起動したり、削除したりすることができる。

△ 判定不能

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徹底解説

 日中と夜間のそれぞれの時間帯において、処理量に大きな差のあるアプリケーションを使用する場合に、実行基盤としてオンプレミスの仮想システムを採用するよりも、Amazon EC2 を利用するほうが経済的である理由は、Amazon EC2 のインスタンスが必要に応じて起動したり、削除したりすることができることです。Amazon EC2(Elastic Compute Cloud)は、コンピューティング・キャパシティ(インスタンスと呼ばれる仮想サーバー)を提供する AWS を代表するアンマネージド型のサービスです。Amazon EC2 では、利用者は必要に応じてインスタンスを起動したり削除したりすることができるため、ワークロード(処理負荷)の変動に合わせたコスト調整をすることが可能です。そのため、ピーク時間帯のワークロードを処理するためのリソース量を予め準備する必要があるオンプレミス型のサー バーを導入する方法と比較して、従量課金を採用する AWS クラウドの Amazon EC2 の方式のほうが、経済的であるということができます。
 その他の選択肢は、本問題の状況において、Amazon EC2 を利用するほうが経済的である理由を記載したものではありません。オンプレミス型のサーバーでも、リソース量を確保することにより、ピーク時間帯に合わせたワークロードの処理は可能です。オンプレミス環境の場合は、負荷がピークとなる処理が実現できるだけのリソースを予め準備して維持し続ける必要があるため、負荷の変動に合わせて調整できるクラウド環境のほうがより経済的あるという考え方を押さえておきましょう。オンプレミス環境のほうが計画・構築・運用にかかる人的な負担が高くなることも多々あると推測されますが、時間帯による処理量の違いがある場合という前提を踏まえると、ワークロードに応じた課金の調整ができることを示す解答を選択するほうが本問の趣旨に沿っています。また、処理負荷が時間帯によって変動するアプリケーションを使用する場合の経済性と、ハードウェアやインフラストラクチャの保守の責任範囲・役割分担とは、直接的には関係ありません。

問題掲載日:2023-09-18

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