AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第3問 垂直スケーリングのユースケース

 サーバーやインスタンスをスケーリングする際には垂直スケーリング及び水平スケーリングの 2つの方式があります。次の中で垂直スケーリングのユースケースを選択してください。

  1. 並列処理の強化のため、サーバーの空きソケットに CPU を増設した。 [正しい解答]
  2. 利用者数の増加に伴い、サーバーの台数を増加させた。
  3. オールインワン構成のサーバーを AP サーバーと DB サーバーに分離した。
  4. 夜間のアクセス数の少ない時間帯は稼働サーバーの台数を削減した。

(問題ID:CLF201C003)

解答

正しい解答:A. 並列処理の強化のため、サーバーの空きソケットに CPU を増設した。

△ 判定不能

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徹底解説

 選択肢の中における垂直スケーリングのユースケースは、「並列処理の強化のため、サーバーの空きソケットに CPU を増設した」となります。垂直スケーリングは、スケーリング対象サーバー自体の性能調整を図ることにより能力の増強・低減を実施することです。具体的には CPU やメモリーといったリソースの増減によってスケーリングを実現します。リソース増強による能力の向上をスケールアップ、リソース縮小による能力の低下をスケールダウンといいます。この垂直スケーリングに対して、対象のサーバー台数を増減させることによって能力の増強・低減を図ることを水平スケーリングといいます。これらのスケーリングのイメージは下図の通りです。
 その他の選択肢の記載は、いずれも、垂直スケーリングのユースケースではありません。利用者数の増加に伴ってサーバーの台数を増加させることや、夜間のアクセス数の少ない時間帯に稼働サーバーの台数を削減することは、水平スケーリングのユースケースとなります。また、オールインワンで構成していたサーバーを AP サーバーと DB サーバーに分離することは機能分割することであり、スケーリングすることではありません。



問題掲載日:2023-09-18

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