AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第2問 Well-Architected Framework の 6つの設計原則

 Well-Architected Framework を構成する 6つの設計原則(柱)に含まれていないものを選択してください。

  1. Reliability(信頼性)と Performance Efficency(パフォーマンス効率)
  2. Availability(可用性)と Integrity(完全性) [正しい解答]
  3. Security(安全性)と Operational Excellence(運用上の優秀性)
  4. Cost Optimaization(コスト最適化)と Sustainabillity(持続可能性)

(問題ID:CLF201C002)

解答

正しい解答:B. Availability(可用性)と Integrity(完全性)

△ 判定不能

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徹底解説

 Well-Architected Framework を構成する 6つの設計原則(柱)に含まれない選択肢は、「Availability(可用性)と Integrity(完全性)」です。AWS Well-Architected Framework は、クラウド・アーキテクチャに関する主要な概念、設計の原則やベスト・プラクティスを提供するリソースです。6つの設計原則(柱)は、下図に示すように、①Reliability(信頼性)、②Performance Efficency(パフォーマンス効率性)、③Security(安全性)、④Cost Optimaization(コスト最適化)、⑤Operational Excellence(運用上の優秀性)、⑥Sustainabillity(持続可能性)で構成されます。
 一方で、Availability(可用性)と Integrity(完全性)は、情報のセキュリティを確保するための3つの要素に含まれるもの(もうひとつは機密性)ではありますが、Well-Architected Framework の 6つの原則には含まれていません。その他の選択肢は、6つの設計原則を構成する要素です。Reliability(信頼性)は、回復性の高いアーキテクチャを設計することであり、Performance Efficency(パフォーマンス効率性)は、パフォーマンスに優れたアーキテクチャを定義することです。Security(安全性)は、安全なアプリケーション、及び、アーキテクチャを設計することであり、Operational Excellence(運用上の優秀性)は、オペレーショナル・エクセレンスを備えたアーキテクチャを定義することです。AWS では、オペレーショナル・エクセレンスを、優れたカスタマ・エクスペリエンス(商品・サービスの機能や性能といった合理的価値ではなく、購入や利用に関わる様々な顧客の体験を価値として考えるマーケティングや経営戦略のコンセプト)を一貫して提供しながら、ソフトウェアを正しく構築するコミットメントと定義しています。少し難しく記載されていますが、要するに顧客満足度がシステム運用の目的であり、AWS としては重要な評価軸と考えているということです。Cost Optimaization(コスト最適化)は、コスト最適化アーキテクチャを設計することで、Sustainabillity(持続可能性)は、持続可能性が高いアプリケーション運用を実施することです。求められている解答が、設計原則に含まれないものであることにも注意しましょう。


ちなみに...
 Sustainabillity(持続可能性)は、2021年12月に初の変更点として追加されました。

問題掲載日:2023-09-18

Information

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