AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第36問 責任共有モデルにおける利用者側の責任範囲
Amazon Web Services（AWS）の責任共有モデルにおいて、利用者側の責任と定義されている作業を選択してください。
（問題ID：CLF101C036）
解答
正しい解答：Ｂ. アプリケーションの導入と設定
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徹底解説
選択肢の中で、責任共有モデルにおいて、利用者側の責任と定義されている作業は「アプリケーションの導入と設定」です。Amazon EC2 インスタンス等の仮想サーバーを利用する場合、アプリケーションのインストールや設定を利用者が実施することは感覚的にも理解しやすく、解答自体は難しいものではありませんが、AWS のセキュリティに対する考え方は非常に重要であり、試験対策上、充分に理解しておく必要があります。AWS 責任共有モデルは、AWS が提供するクラウド・サービスにおいて、AWS が責任を持つ範囲と利用者が責任を持つ範囲を明確に分ける考え方です。下図の通り、インフラストラクチャ層（クラウドのセキュリティ）と利用者層（クラウド内のセキュリティ）のそれぞれに適用されるべき責任範囲が定義されています。
主に設備や物理基盤の管理をサービス提供者側の AWS が担当して、その AWS サービスの仕様・制限の範囲内で、利用者は提供されたリソースを責任を持って管理する必要があります。具体的には、AWS クラウドを利用する上で、ゲスト OS のオペレーティングシステム管理（更新やセキュリティパッチの適用を含む）、アプリケーション・ソフトウェアの管理、適切なネットワークの設計・設定やトラフィック管理（セキュリティグループやネットワーク ACL の設定を含む）を行うことが、利用者側の責任範囲となります。そのため、選択肢にある「アプリケーションの導入と設定」が正解となります。
その他の選択肢は、いずれも、AWS側の責任範囲となります。グローバル・インフラストラクチャの構成やハードウェアの保守作業、データセンターの地震対策は、インフラストラクチャ層の対応であり、クラウド自体のセキュリティを担当するAWS 側の責任範囲です。
ココがポイント
特に言及がされていない場合は、IaaS の利用を想定した責任範囲を解答しましょう。IaaS とは Infrastructure as a Service の略で、仮想サーバーやネットワーク等のインフラストラクチャをインターネット経由で提供するサービスを指します。AWS では、Amazon EC2（Elastic Compute Cloud）が該当します。
問題掲載日：2024-10-19
Information
What's New
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