AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第27問 AWS の名前解決サービス
利用者の指定したドメイン名と IP アドレスを登録して、インスタンスの名前解決を実施する際に、使用する AWS のサービスを選択してください。
(問題ID:CLF101C027)
解答
正しい解答:C. Amazon Route 53
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徹底解説
利用者の指定したドメインを登録して、インスタンスの名前解決をするためのサービス(DNS:Domain Name System サービス)は、Amazon Route 53 です。Amazon Route 53 は、信頼性とコスト効率の高いマネージド型の DNS サービスで、ドメイン名と IP アドレスを変換することができます。Amazon Route 53 の「53」は、DNS サービスの通信で使用するポート番号を示しています。「Route 53」という語呂自体は、1985年に国道としては廃線となったアメリカの有名な旧国道66号線(Route 66)を文字っているのかもしれません。試験問題では、サービス名の通り DNS 通信を「アプリケーションのトラフィックをルーティングする」といった表現をしている場合があるので注意しましょう。Web/APサーバの接続先 URL の FQDN を IP アドレスに名前解決して、そのアドレスに対して通信(ルーティング)するイメージです。
その他の選択肢である Amazon EventBridge、AWS Snowball、及び、AWS Direct Connect は、いずれも、名前解決を行うサービスではありません。Amazon EventBridge は、AWS リソースや外部の SaaS アプリケーションから受け取ったイベントをトリガーとしてアクションを実行することができる、イベント駆動型アプリケーションを大規模に構築するマネージド型の AWS サービスです。この Amazon EventBridge は、CLF-C02 で明示的に試験範囲として追加されたサービスのひとつです。AWS Snowball は、セキュアなアプライアンスを使用して、AWS クラウドにペタバイト規模の大容量データを転送することができる移行サービスです。なお、AWS Snowball サービスの利用は、2020年4月6日までで受付終了となっており、代わって AWS Snowball Edge サービスに進化しています。また、AWS Direct Connect は AWS クラウドとデータセンターやオフィスとの間に専用ネットワーク接続を行うためのサービスです。

ちなみに...
Amazon Route 53 の主要機能は、ドメイン登録/DNS ルーティング/ヘルスチェックの 3 点です。Amazon Route 53 の機能を問われる問題が出てきても、自信を持って解答できるようにしておきましょう。
問題掲載日:2023-09-30
Information
What's New
- 2025/5/18 問題ID: CLF202C023 認証情報の安全な運用に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/17 問題ID: CLF301S019 AWS CLI の初期設定時の必要情報に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/16 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を追加しました。
- 2025/5/9 問題ID: CLF201C025 AWS の規模の経済性に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/7 問題ID: CLF204C024 特定の利用者が使用したサービスのコスト情報の取得に関する問題を追加しました。
Reference Books
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