AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第12問 サーバーのリソース調整を図るスケーリング方式

 サーバーやインスタンスをスケーリングする際に、実施方法として CPU数やメモリー容量を増減させることによって、性能調整を図るスケーリング方式を選択してください。

  1. 垂直スケーリング [正しい解答]
  2. 並行スケーリング
  3. 水平スケーリング
  4. 性能スケーリング

(問題ID:CLF101C012)

解答

正しい解答:A. 垂直スケーリング

△ 判定不能

 URL を直接入力して「解答・解説」画面を表示した場合、何を選択・解答したかを特定できないため、解答の正誤判定ができません。必要に応じて「同じ問題に再挑戦」ボタンをクリックして、この問題に再チャレンジしてみてください。

徹底解説

 スケーリングとは、サーバーやインスタンス単体での性能の増減を図ったり、サーバーやインスタンスの数量を増減することによって、性能の強化・縮小を図ることです。スケーリング方式の中で、スケーリング対象サーバー自体の性能調整を図ることにより能力の増強・低減を実施することを垂直スケーリングといいます。具体的には CPU 数やメモリー容量といったリソースの増減によってスケーリングを実現します。アプリケーションが単一のサーバー上で動作しており、分散が困難な場合や、大量のデータを一括でバッチ処理したい場合などの性能調整に向いています。垂直スケーリングは、下図に示すように、サーバーやインスタンスの台数を増やして横に並べるのではなく、ひとつひとつのサーバーのスペックを増加させて縦に強化されるようなイメージを持つと覚えやすいかと思います。この垂直スケーリングに対して、対象のサーバー台数を増減させることによって能力の増強・低減を図ることを水平スケーリングといいます。水平スケーリングは、高い可用性や負荷分散を実現したい場合に有効な手法です。

 その他の選択肢の中で挙げられている並行スケーリング、および、性能スケーリングという用語は性能の増強・低減を示すスケーリング方式として一般的には使われません。また、サーバーのスケーリングには2種類の方式がありますが、サーバー単体の性能(CPUやメモリーなど)を調整する方法である垂直スケーリングと、サーバーの台数を増減する方法である水平スケーリングの違いを正しく理解しておくことが重要です。

Step Up!
 垂直スケーリングにおいて、リソース増強による能力の向上をスケールアップ、リソース縮小による能力の低下をスケールダウンといいます。これらの用語の意味も併せて理解しておきましょう。

問題掲載日:2024-01-17


Information

What's New

  • 2025/8/27 問題ID: CLF301S021 AWSクラウッド移行のメリットに関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/8/24 問題ID: CLF301S023 Amazon Inspector による脆弱性診断の検査項目に関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/8/23 問題ID: CLF203C078 非管理端末からの安全な業務アプリケーション接続に関する問題を追加しました。
  • 2025/8/21 問題ID: CLF101C003 AWS のコンピューティング・サービスに関する問題を加筆・修正しました。
  • 2025/8/19 問題ID: CLF203C037 安価で簡易的なアプリケーションの実装に関する問題を加筆・修正しました。

Reference Books

図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]

図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]
 これからIT業界に転職することを考えている方やエンジニア1年生の方などで、緑のテキストが少し難しく感じる人にお薦めの1冊です。AWSのしくみや技術をわかりやすく解説する図解本となっています。さらに、2025年4月21日に頁数を大幅に増やして、よりたくさんのサービスをフルカラーの図解で解説する第2版がリリースされました。これからの購入を検討されている方はこちらを確認ください。

一夜漬け AWS認定 クラウドプラクティショナー[C02対応] 直前対策テキスト

一夜漬け AWS認定 クラウドプラクティショナー[C02対応] 直前対策テキスト
 必要最小限の内容を、効率よく学習できる構成となっており、忙しい社会人にもお薦め!模擬試験1回分付きで、試験直前の総仕上げにぴったりの1冊です。実は、本サイトの管理者も前版ですが直前対策に利用しました!