AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第9問 パブリック・クラウドの特性(システムの継続稼働)

 パブリック・クラウドは、アジリティ、弾力性、可用性、スケーラビリティの高さが、オンプレミス環境と比較した場合の主なメリットであるといわれています。この中でシステムやアプリケーションが継続して稼働できる能力を示す特性を選択してください。

  1. アジリティ
  2. 可用性 [正しい解答]
  3. 弾力性
  4. スケーラビリティ

(問題ID:CLF101C009)

解答

正しい解答:B. 可用性

△ 判定不能

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徹底解説

 パブリック・クラウドのメリットの中で、システムやアプリケーションが継続して稼働することができる能力を示す特性は可用性です。パブリック・クラウドは、高い可用性を実現するように設計されており、障害発生時にもシステムのダウンタイムを最小限に抑えることができるような構成を容易に実現することができます。例えば、マルチ AZ 構成がこれにあたり、AWS では各リージョンは必ず 2つ以上のアベイラビリティゾーン(AZ)から構成されていますので、容易に可用性の高いシステムを構築することができます。また、ディザスタリカバリ(災害復旧)を目的として、遠隔地との冗長構成とするマルチ・リージョン構成とすることもグローバル展開されているパブリック・クラウドでは難しい話ではありません。
 その他の選択肢の特性は、システムやアプリケーションが継続して稼働できる能力を示すものではありません。アジリティは機敏性と訳されることが多く、クラウドの特性を表す場合は、環境変化に対して、素早く対応することができる能力のことです。弾力性は需要の変化に応じて、オンデマンドにシステムやサービスのリソース提供量を増減することができる能力を示す特性です。また、スケーラビリティ(拡張性)は必要に応じてサーバーの台数を増減させたり、サーバー自体の性能を調整する能力を示す特性です。


ちなみに...
 可用性と関連する用語として、システムの一部に障害が発生した際に、予備の系統に切り替えるなどして、稼働を継続する能力をフォールト・トレランスといいます。

問題掲載日:2023-09-30

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