AWS認定資格 無料問題集
解答・解説
第7問 AWS IAM が提供する基礎的な管理機能
AWS のユーザー・アカウントを AWS IAM(Identity and Access Management)を使用して管理する場合に、実行可能な管理機能を選択してください。
(問題ID:CLF101C007)
解答
正しい解答:C. Amazon EC2 インスタンスの作成に必要な権限を付与する。
URL を直接入力して「解答・解説」画面を表示した場合、何を選択・解答したかを特定できないため、解答の正誤判定ができません。必要に応じて「同じ問題に再挑戦」ボタンをクリックして、この問題に再チャレンジしてみてください。
徹底解説
AWS IAM(Identity and Access Management)は安全に AWS 操作を実施するための認証・認可の仕組みを提供するマネージド型のサービスであり、主な構成要素として、IAM ユーザー、IAM グループ、IAM ポリシー、IAM ロールがあります。IAM ポリシーは、どのリソースに対して、どのような操作を許可・拒否するかを定義して、IAM ユーザーあるいは IAM グループ単位に適用するものです。例えば、本問題の選択肢にあるように Amazon EC2 インスタンスの作成に必要な権限を IAM ユーザーに付与することができます。
その他の選択肢について、複数の AWS アカウントを統合して一元的に管理するのは AWS Organizations、DNS によってドメイン名と IP アドレスを変換するのは Amazon Route 53 の各サービスの機能として提供されています。また、ネットワークの通信状態を監視するには、例えば、VPC Flow Logs と Amazon CloudWatch との組み合わせによって実現することができます。しかしながら、これらはすべて AWS IAM が提供する機能ではありません。

Step Up!
少し紛らわしいのですが、AWS アカウントと上記の IAM ユーザーとは分けて理解しておきましょう。AWS アカウントは、最初に AWS を利用開始するためのサインアップしたときに作成されるアカウントのことです。AWS は、AWS アカウントでも IAM ユーザーでも、同じように操作することができます。しかしながら、AWS アカウントの利用は必要最小限に留めるようにしましょう。AWS アカウントは、すべてのリソースやサービスにアクセスすることができる強力な権限を持っています。日常の業務を行うには、権限が強すぎるのです。
問題掲載日:2024-01-08
Information
What's New
- 2025/5/20 問題ID: CLF202C048 AWS リソース構成のアクセスに対するモニタリングに関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/18 問題ID: CLF202C023 認証情報の安全な運用に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/17 問題ID: CLF301S019 AWS CLI の初期設定時の必要情報に関する問題を加筆・修正しました。
- 2025/5/16 問題ID: CLF201C046 承認済みテンプレートで制御する AWS リソースの利用に関する問題を追加しました。
- 2025/5/9 問題ID: CLF201C025 AWS の規模の経済性に関する問題を加筆・修正しました。
Reference Books
図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]
![図解即戦力 AWS のしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書[改訂2版]](https://aws.keepitup.jp/images/Reference_Books_CL-02.jpg?202504201436)
これからIT業界に転職することを考えている方やエンジニア1年生の方などで、緑のテキストが少し難しく感じる人にお薦めの1冊です。AWSのしくみや技術をわかりやすく解説する図解本となっています。さらに、2025年4月21日に頁数を大幅に増やして、よりたくさんのサービスをフルカラーの図解で解説する第2版がリリースされました。これからの購入を検討されている方はこちらを確認ください。
AWS 認定クラウドプラクティショナー 資格試験テキスト(改訂第3版)

AWS クラウドプラクティショナーのテキストとして、必ず紹介されるような定番の参考書です。本書でひと通り学習した後に、当サイトで問題演習をすることにより効果的に知識の定着を図ることができます。