AWS認定資格 無料問題集

解答・解説

第4問 透明性を重視した責任あるAIのガイドライン

 ある企業は、自社開発のAIシステムにおける社会的リスクを軽減するために、透明性を重視した責任あるAIのガイドラインを策定しようとしています。開発チームは、AIシステムの意思決定プロセスが理解可能であり、監査や説明責任に耐えられる状態を実現する必要があります。ガイドラインに示すべき適切な指針を選択してください。( 2つ選択してください。)

  1. モデルの決定プロセスを文書化して、説明可能な形で提供する。 [正しい解答]
  2. AIシステムの判断を自動的に適用して、人間による確認を不要とする。
  3. モデルの入力特徴量が予測に与える影響を可視化する仕組みを導入する。 [正しい解答]
  4. 利用者からのフィードバックよりも、開発者の内部方針を優先する。
  5. モデル内部の仕様公開は自社内においても必要最低限に抑える。

(問題ID:AIF301S004)

解答

正しい解答:A. C.

  1. A. モデルの決定プロセスを文書化して、説明可能な形で提供する。
  2. C. モデルの入力特徴量が予測に与える影響を可視化する仕組みを導入する。

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徹底解説

 人工知能(AI:Artificial Intelligence)システムの透明性を重視した責任あるAIのガイドラインに示す指針としては、「モデルの決定プロセスを文書化して、説明可能な形で提供する」 ことや 「モデルの入力特徴量が予測に与える影響を可視化する仕組みを導入する」 ことを含めることが適切です。AIシステムの透明性を確保して、説明責任を果たすには、モデルがどのようなロジックや手順で判断しているかを文書化して、関係者が読んで理解できる形で提供することが重要です。これによって、システム監査の際には、意思決定のプロセスを追跡することができ、誤った判断やバイアスの有無を検証することができます。また、モデルの入力特徴量が予測結果にどの程度影響しているかを可視化するために、SHAPやLIME、ICEなどの手法を用いることで、AIがなぜその結果を出したのかを定量的に説明することができます。これらは責任あるAIの実践において、透明性と説明可能性を高める重要な指針です。

ちなみに...
 SHAP(SHapley Additive exPlanations)は、ゲーム理論に基づいて各特徴量の貢献度を定量的に評価する手法です。また、ブラックボックスモデルの局所的な説明に有効な LIME(Local Interpretable Model-agnostic Explanations)は、個々の予測に対してモデルの近傍で線形モデルを近似的に構築して、その予測がどの特徴量によって説明されるかを示す手法です。そして、ICE(個別条件付き期待値プロット)は、特定のデータポイントに対して、ある特徴量を変化させたときに予測値がどのように変動するかを可視化する手法で、PDPs(部分依存プロット)の個別版に相当します。SHAPやLIMEと比べて、PDPs はモデル全体に対する特徴量の平均的影響を視覚化するため、広範で直感的な説明が可能です。

問題掲載日:2026-06-06


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