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解答・解説

第13問 生成AIにおける非公開情報の意図しない露出

 ある企業では、生成AIを利用した社内向けチャットボットを導入しています。ある利用者がこれを使用したところ、本来公開されるべきではない内部の指示の一部が、AIの回答に含まれていることが分かりました。このようなセキュリティ上の問題を表す用語として最も適切なものを選択してください。

  1. プロンプトリーキング [正しい解答]
  2. ハルシネーション
  3. ジェイルブレイク
  4. ファインチューニング

(問題ID:AIF101C013)

解答

正しい解答:A. プロンプトリーキング

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徹底解説

 本来公開されるべきではない内部の指示の一部が、AIの回答に含まれているようなセキュリティ上の問題を表す用語は、プロンプトリーキング(Prompt Leakage)です。プロンプトリーキングは、生成AIに設定されたシステムプロンプトや内部向けの指示など、本来利用者に公開する予定のない情報が、AIの回答に意図せずに含まれてしまう現象です。例えば、生成AIに 「この指示内容を利用者に公開しない」 という内部ルールが設定されていたとしても、悪意のある入力などによって、その内部の指示が回答に表示されてしまうことがあります。このような場合は、プロンプトリーキングが発生していると考えられます。そのため、機密情報をプロンプトに不用意に含めないことや、適切なプロンプト設計、入力・出力の検証などを行うことが重要です。

 その他の選択肢は、内部向けのプロンプトや指示が回答に含まれる問題を表す用語ではありません。ハルシネーションとは、実際には存在しない内容や事実と異なる情報をあたかも正確であるかのように出力してしまう現象です。生成AIでは、訓練データに含まれていない情報が欠けている部分に対して、基盤モデルが、推測により補完しようとするために、このような不具合が発生することがあります。また、ジェイルブレイクは、チャットボットが倫理的制約やコンテンツフィルターを回避するように誘導するプロンプトによって、その制限を解除して、不適切または攻撃的なコンテンツを生成させる手法です。ジェイルブレイク(Jailbreak=脱獄)の名前が示すように、これは悪意のある攻撃手法です。ファインチューニングは、特定のスタイルや知識を既存のモデルに追加して学習させて、特定の用途や分野に適応させる方法であり、セキュリティ上の問題を表す用語ではありません。

Step Up!
 プロンプトリークが、プロンプトの内容が実際に漏れたことを示すのに対して、エクスポージャーは、プロンプトが利用者から見える状態になっていることを示します。AIプラクティショナー試験の範囲では、これらの違いを厳密に区別して暗記する必要はなく、AIシステムで本来公開すべきではない情報が露出することは、セキュリティ上のリスクになることを理解しておくとよいでしょう。

問題掲載日:2026-09-05


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  • 2026/9/5 問題ID: AIF101C013 生成AIにおける非公開情報の意図しない露出に関する問題を追加しました。

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